■フィットの値引きはこう攻めろ
フィットは今年8月にマイナーチェンジするから、これに向けて好条件で買える状況にある。このキャンペーン期間だと10万円のオプションプレゼントや2.5%の低金利残価設定クレジットなどを実施している。ナビ、ETC付きでは通常20万円程度の値引きがさらに10万円上乗せされて30万円以上の値引きが可能性の範囲となる。
ライバル車のヤリスはじめアクア、ノート、マツダ2、スイフトなどの人気ライバル車と競合させる。また、扱うホンダカーズ店は同じ地区に複数あり、どこからでも自由に変えるので、同じ車種同士の対抗も組み合わせて交渉すると好条件が引き出しやすくなる。
■フォレスターは40万以上の値引きが狙える
フォレスターは今、スバルで最も人気の高いSUVで同クラスでは強力な戦略モデルだから、好条件で買える状況にある。現行モデルの登場が2018年6月20日であり、今年8月にはかなり大幅なマイナーチェンジを控えており、やはりこれに向けて値引きは拡大の一途にある。
ナビ、ETC付きなら下取り車なしで40万円、あれば45万円以上の値引きが可能になっている。ライバル車はハリアー、RAV4、CX-5、アウトランダー、CR-Vなどであるから、これらと競合させながら粘り強く交渉するとベストの条件が引き出しやすくなる。
各販社におけるキャンペーン企画の内容は新車の値引き拡大をはじめ下取り車の買い取り価格上乗せ、用品&オプションパーツのサービス、ナビの割引販売、キャッシュバック(下取り車がある場合)、低金利残価設定クレジットの設定などが挙げられる。
買い得企画の対象になるのは、これまでキャンペーン期間に成約し、ナンバーを取得するのが条件だったが、今回はコロナ禍のためにサプライヤーからの半導体を中心とした部品供給が滞り、納期が大幅に先送りになっていることから、注文書にサインし契約が成立すれば、可能となっている。
■今年は自動車メーカーの資金拠出が大幅増額可能
この決算セールの資金拠出の原資は各系列店の自動車メーカーと販売店独自企画の両方があり、今回はメーカーが大幅に増額し、予算が大型化する傾向にある。
自動車メーカーは今決算で新車の生産販売実績はコロナ禍によってグローバルで減少しているが、為替相場の円安基調によって多額の差益が発生していることから、営業利益は上がっており、傘下販売店への資金拠出の大幅な増額が可能になっている。この金額は販売店の独自拠出分よりも格段に多いので、決算セールの盛り上がり度合も高くなっているといえる。
新車販売時の値引き額だと、小型車クラスでは通常月で15万円程度が10万~15万円程度の上乗せとなる。下取り車は値のつかないポンコツ車でも5万円以上を載せて買い取っている。キャッシュバックキャンペーンは日産が下取り車に1km1円または1年式1万円、最高10万円で買い取っている。
用品サービスは新車で成約すると軽自動車、登録車など車種のクラス分けをして3万~10万円分のメーカーの純正部品をサービスしている。ナビの割引販売は15万~20万円の純正ナビの20~30%の割引セールなどを実施している。
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