知れば知るほど謎だらけ!? EV界の「黒船」 テスラ大研究

【番外コラム】テスラの中古車最新事情

 トヨタはBEVのbZ4Xをサブスクで販売開始したが、BEVのゲームチェンジャーのテスラは、売り切りでの販売を行っているので、すでに約90台の中古車が出回っている。

 中古車が最も多いのが、2019年に導入され、新車価格が400万円台からという「モデル3」。中古車の流通台数は約36台で、平均価格は約571万円。3カ月前の時点は約555万円だったので値上がり傾向となっている。中古車の価格帯は約428万〜約715万円と値落ち幅は小さくなっている。

 続いては2014年に導入された「モデルS」の流通台数が、約32台となっている。3カ月前の平均価格は約710万円で、現在は約770万円とこちらも値上がり傾向。価格帯は約383万〜約1198万円と非常に幅広くなっているのが特徴だ。

 そしてテスラの中古車で最も流通台数が少ないのが約22台の「モデルX」。「ファルコンウイング」というドアを採用したSUVだ。現在の平均価格は約831万円で、3カ月前の時点では約875万円と約44万円の値落ち幅を記録している。中古車の価格帯は約649万〜約1189万円となっている。

 こうして見ると、テスラの残価率は決して低くない。

■テスラ車の中古車相場
・モデル3:428万~715万円
・モデルS:383万~1198万円
・モデルX:649万~1189万円

(TEXT/萩原文博)

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