■トヨタ ランドクルーザー(80系) 1989年〜1997年
プレミアムSUVとして世界に名を轟かせた最初の一歩は、1989年秋に登場した80系ランドクルーザーが踏み出した。
強靭なラダーフレームを受け継いでいるが、サスペンションは4輪ともコイルスプリングのリンク式リジッドアクスルに進化し、快適性を大きく向上させている。
バンが積むのは直列6気筒のディーゼルエンジンだ。8人乗りのワゴンは4Lの直列6気筒OHVガソリンでスタートした。
が、1992年に4・5Lの直列6気筒DOHCに換装し、電子制御4速ATを組み合わせる。ワゴンの駆動方式は、クラス初のセンターデフ付きフルタイム4WDだ。
ランクル80は過酷なステージで機動力の高さとタフさを強烈にアピール。ユーザーの信頼を勝ち取り、世界中にファン層を広げたのである。
●その後どうなった?
高級ワゴン系SUVとしてエポックメイキングだった80系の後を受けて100系(1998〜2007年)、200系(2007〜2021年)と進化を続け、昨年はランドクルーザー70周年を記念するように現行の300系がついにデビュー。
社会現象となるほどの人気を誇る高級SUVに君臨。
【画像ギャラリー】今も受け継がれるクルマもあればひっそり消えていったクルマも……1989年生まれの名車たちのその後(20枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方