昔のF1さながらのV12サウンド炸裂!! 新型ランボルギーニ カウンタック試乗!

■パワフルなV12エンジンをさらにモーターがアシスト

V12エンジンは高回転タイプで澄んだエキゾーストサウンドが響き渡る。さらに34psのモーターがスムーズな加速をアシスト
V12エンジンは高回転タイプで澄んだエキゾーストサウンドが響き渡る。さらに34psのモーターがスムーズな加速をアシスト

 カタログ上のダイナミック性能は0-100km/hが2.8秒、200km/hは8.6秒、最高速度は355km/hである。スタートはまったく容易で、さらに34psの電気モーターのブーストは130km/hまでスムーズな加速を助ける。

 最大トルクが6750rpmで発生するV12エンジンは高回転タイプで過去のF1を思い起こさせるような澄んだエキゾーストサウンドが響き渡る。これはEVスポーツカーでは体験できない魅力である。

 可変ステアリングは軽めで正確、4WSの助けもあって自重1.6トン、2700mmのホイルベースにもかかわらず、敏捷なハンドリングを可能にしている。

 プッシュロッドとマグネティックダンパーによる乗り心地はスーパースポーツ相応に、当然硬めだが、シャシーは決して不快な突き上げなどをパッセンジャーに伝えず、GTカーとしての快適性は充分に保たれている。

 一方、フロント20インチ、リア21インチのピレリPゼロのグリップは強大でタイトなコーナーはもちろんヘアピンでも狙ったラインをトレースすることができた。

 ニュークンタッチは240万ユーロ(約3億4000万円)と庶民では想像を超える価格にもかかわらず、昨年ペブルビーチで公開された直後に限定生産台数112台が完売されてしまった。

 この事実を知って残念に思っていらっしゃる方リッチな方々にいいニュースがある。あと10年待てば多分EV、あるいはPHEVになるが同じようなモデルが登場するので今から準備をしておくことをお薦めする。

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