新しいシビックのハイブリッド、e:HEVは、スポーツモードにすると加速中にエンジン回転を上昇させて、まるでエンジンの駆動力で加速しているように錯覚させるだけでなく、シフトアップしているようにエンジン回転を一度低下させて再び上昇させるという細工まで仕込まれている。
室内のスピーカーには、さらに気分を盛り上げるべくエンジンサウンドを強調する仕掛けまで施されている。燃費を最優先したようなハイブリッドカーでも、運転を楽しめるようにホンダはユニークなスポーツモードを開発して搭載したのである。
これで思い出されるのは、2022年2月に業界を騒然とさせたトヨタが米国に申請した特許の件だ。EVでもMT車の走りが楽しめるようにと、なんともキテレツなシステムを特許申請したのである。
その内容の紹介には間違った情報も見受けられたので、ここで正確な情報を紹介するとともにそこから広がる新たなクルマの楽しみについて、お伝えしたい。
文/高根英幸
写真/特許庁、トヨタ、ベストカーweb編集部
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コメントの使い方エンストを再現出来れば高齢者の踏み間違い防止に役立つだろう