■バッテリー内部まで浸水し、時間の経過とともにショート?
ただ、数日経つと火災の危険性が出てくる。今まで1件ながら屋根まで水没したリーフが自然発火しているケースがあった。困ったことに火災から1年経つのに原因などが公表されていない。
我が国の官庁は隠すことが仕事。知床の遊覧船だって今だに沈んだ直接的な原因を公表しておらず。ユーザーからすれば不安しかありません。日産側としても独自に発表できないのだろう。リチウム電池が燃えていることのみ確実。
関係筋に聞くと「バッテリー内部に水が入ったため、時間が経って腐食などしてショートしたと思われます」。
そのほか、初代アウトランダーPHEVが6m沈み、すぐ引き上げたら直後にリウチウム電池から火が出て全焼したという事案もある。漏電じゃなく(したがって感電の心配はない)、リチウム電池内部に海水が入ってショートしたという。水没したPHVや電気自動車は、早めに安全対応すべきかと。
■クルマの保管場所をハザードマップで確認すべし!
水没を防ぐにはどうしたらいいか? すぐハザードマップをチェックし、クルマを置いてある場所が冠水の危険性のある場所か確認していただきたい。30cm以上冠水する地域なら天気予報次第で移動させておくこと。
30cm以上の水深だと(大雑把な目安でドアの切りかきまで。最低地上高のあるSUVだと40cm程度)、全損になることもある。水没車ってトラブルのスーパーマーケットになるから怖い。
水溜まりを走るようなことになったら、ドア切りかきまでの水深が限度。波を立てない速度で走る。悪路をキチンと考えているSUVなら、けっこうな水深まで生き延びる。ランクル300なんか70cmまでOK! 電気自動車も車内に水が入ってこないようなら走れてしまう。
基準としては歩道まで水没していたら諦めること。アンダーパスに突っ込む人はベストカーWebの読者にはいないと思う。
最悪、水没してしまったら、水深をチェック。エンジンまでの水没であれば、プラグを外してセルモーターを回す。シリンダー内部に水が入った状態でエンジンがかかると100%壊れる。エンジンがかかったら真水で洗う。1年経ってトラブルが出てこなければラッキーだ。
一般的に車内まで水が入ったクルマは全損扱いとなる。査定も出ない。事故車専門の業者に買い取ってもらうこと。
【画像ギャラリー】あらかじめクルマの駐車場所をハザードマップでチェック! 冠水したらどうすべきなのか?(8枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方水没した車は全損扱いなんだから、HVだろうがEVだろうが燃えようが燃えまいが関係ないだろうと言ってるように見える。実際には大きな問題。水没車をどこに保管しておけばいいのか、水に浸かった充電施設はどうするのか。買い換えたら補助金は国に返すのか。
トヨタ車なら絶対大丈夫だろう。他はしらん
>我が国の官庁は隠すことが仕事。
それ日本国に対する侮辱になるのでは。隠すのが仕事と言うならその証拠を出して裁判所でも世間一般でも見せて審判を仰げばいい。日本には言論の自由はあるが、一線をこえて言っていいわけではない。そして発言には責任が伴う。