ドライブレコーダーやレーダー探知機を自分で付けたいなあと考える人は多いはず。ちょっとしたやる気さえあれば作業は難しくないのだが、ビギナーには「電源をどうやって取るのか」がさっぱり分からない。センターコンソールのシガーソケットから取れば簡単なのだが、電源コードが見えてしまう点がいまひとつカッコ悪い。
そこで覚えたいのが、ヒューズボックスから電源を取る方法だ。「ヒューズボックス」と聞いただけでめまいがする人もいるかもしれないが(笑)、お助けグッズを使えば、素人でも電源取りができる。今回はそんな「お手抜き電源取り」の方法を紹介しよう。
※本記事は編集部員による体験談です。DIYによる電源取りが難しい車両もあります。作業は必ず自己責任で行ってください。
文/ベストカーWeb編集部、写真/エーモン工業、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】面倒な電源取りの全手順はここからチェック!(12枚)画像ギャラリークルマはボディ全体がマイナス線になっている
まずは愛車の取り扱い説明書(車検証といっしょにグローブボックスに入っているはず)を引っ張り出すことからスタートしよう。そこから「ヒューズ」という項目(最近は「トラブル」とか「故障したとき」といった章にあることが多い)を見つけ、愛車のヒューズボックスの位置を調べるのだ。たいていヒューズボックスはエンジンルームと室内にあるので、今回は室内のヒューズボックスを探す。ハンドルの付け根やグローブボックス周辺で見つかるはずだ。
ヒューズボックスが見つかったら、フタがされていることが多いのでそれをはずそう。ツメで停まっているだけなので素手でも外せるはず。中にはびっしりとヒューズが並んでいて、その接続先がフタの裏などに書かれている。そっとフタを閉じたくなる気持ちを我慢して(笑)、以下の要領で目当てのヒューズを探し出そう。
その前にちょっと脱線。小学生のころ、乾電池に豆電球を繋ぐときはプラスとマイナスに繋いだはず。その原理はドラレコでも変わらないのだが、クルマにはマイナス端子がない。いや、正確にいうとクルマはボディ全体をマイナス端子に使っているのだ。
だからクルマに電気製品を繋ぐときはプラス端子だけを見つけ、マイナス端子はボディから出ているネジ山やボルトなどを利用すればよい。今回はそのプラス端子をヒューズから取り出すわけだが、ヒューズボックスの近くにはほぼ必ず、マイナス接続に使えるネジ山やボルトが見つかる。それをマイナス端子として利用すれば電気回路が完成し、ドラレコなどが動くというわけだ。唯一注意したいのは、クルマの塗装は電気を通さないということ。見つけるネジ山は塗装や樹脂部分を貫通しているものを選ぼう。
コメント
コメントの使い方ヒューズボックスから電源取るのはお薦め出来ません。最近のクルマはアイドリングストップのためのリチウムバッテリーや安全装備(フロントガラスのとこにあるカメラや各センサー等)単にACCで電気が流れるとこなんて電源の取り方してるとそれらが誤作動する事があります。ドラレコの電源取る程度ならナビなどに入ってる配線に圧着端子で割り込ませるのが無難です。