■値上げの方針を示していないメーカーの動向は?
さて、値上げの方針を発表していないトヨタとホンダ、ダイハツ、スズキの動向はどうなのだろうか?
9月1日、トヨタは日本製鉄の間で鋼材仕入れ価格の大幅引き上げに合意。これにより、トヨタが2022年度下半期に系列部品メーカーへ支給する鋼材の価格が今年度上半期に比べ1トンあたり約4万円上がり、3半期連続の値上げとなったという。
さすがに今回の決着で、トヨタも値上げに動く可能性がある。今秋に行われるカローラ、ハリアー、RAV4の一部改良の際に値上げされるのか注視したい。
スズキは6月29日の株主総会で「日常のアシとして使われる軽自動車を中心に販売している当社としては原材料高騰によりコストが上昇したからといって単純に値上げするということに関しては慎重であるべき」という考えを示す一方で「市場の動向を注視しながら今後の価格については検討していく」とも述べ、今後の状況によっては値上げに踏み切るという含みを残したといえる。
ホンダやダイハツ(トヨタの動向次第か?)もまだ値上げの方針を示していないが、今後の状況次第によっては値上げする可能性もある。
いずれにしても、ただでさえ納期遅延が続いているのだから、どうにかして値上げは避けてもらいたいところだ。
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コメント
コメントの使い方価格を抑えるためや納期の長期化を防ぐために装備を省くのは理解出来る。
しかしその場合、省いた装備をオプションで付けられるようにして欲しい。なかなか難しいだろうけど…
本当はマイチェンで車が熟成されるのを待ちたいところだけど、今後はマイチェンや年次改良前に買った方が良いのかなぁ…
売れていなくて余力が無いメーカーから値上げ。