CX-60 ハリアー RAV4 ヴェゼル… 人気だけど最廉価グレードならギリ300万円以下のSUVたち 8選

■トヨタ ハリアー(最廉価グレード:S 299万円)

トヨタ ハリアー(2022年9月26日マイチェン!!)
トヨタ ハリアー(2022年9月26日マイチェン!!)

 Sの価格は、同じエンジンを搭載する中級のGよりも42万円安い。装備を比べると、SにはGに標準装着されるアダプティブハイビーム、リアゲートの電動機能、デジタルインナーミラー、運転席の電動調節機能などが備わらない。

 またシート生地には合成皮革が使われない。高級感を求めると、Sでは物足りないからG以上の人気が高い。

 しかし実用性を重視すると、Sでも不都合はない。衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能は、Sを含めて全車に同じ内容が備わる。

 そしてGとSの価格差は42万円だが、装備の違いを考えると、差額が大きすぎる。Sは価格を300万円以下に抑えるため、少し安価にした。装備に不満がなければSを積極的に選びたい。

■トヨタ ハリアー
・最廉価グレード…「S」
・長所…実用面では最廉価でもOK/中級グレードと比べ42万円安い/差額を考えるとSは買い
・最廉価グレードを買っちゃダメな人…アダプティブハイビームなどの安全装備にこだわる人/高級感や質感をかなり大切にする人

■トヨタ RAV4(最廉価グレード(4WD):X 4WD 300万5000円)

RAV4・Xを選ぶと9インチナビなどの装備が簡略化されるが、それでも必要充分な選択といえる
RAV4・Xを選ぶと9インチナビなどの装備が簡略化されるが、それでも必要充分な選択といえる

 RAV4では悪路走破力は譲れない。安いグレードでも4WDを選ぶ。中級の4WD Gは、Xに比べて44万2000円高いが、実用的な装備に大差はない。

 衝突被害軽減ブレーキはXにも標準装着され、パーキングサポートブレーキとブラインドスポットモニターも、6万8200円でオプション装着できる。ディスプレイオーディオは、G以上に装着される9インチではないが、8インチが備わる。

 細かな装備を多岐にわたって充実させたいなら、G以上のグレードが適するが、そうでない場合はXで充分だ。シンプルなRAV4 Xを日常の移動に使うのもカッコイイ。

 また購入後に外装パーツを交換する場合、G以上のグレードに標準装着される上質な18/19インチアルミホイールを廃棄するのは惜しい。その点で17インチアルミホイールを履くXであればムダを抑えられる。用途によってはXは合理的な選択だ。

■トヨタ RAV4
・最廉価グレード…「X」
・長所…実質的装備は上級グレードと大差なし/各種安全装備もオプション選択可/カスタムベース車としても合理的/用途次第ではXでも充分
・最廉価グレードを買っちゃダメな人…走りよりナビにこだわり、細かい装備を充実させたい人

■トヨタ カローラクロス(最廉価グレード:G“X” 199万9000円)

トヨタ カローラクロス
トヨタ カローラクロス

 カローラクロスG-Xは、Gから主に安全装備を取り去ったグレードだ。

 パーキングサポートブレーキやバックガイドモニターが省かれ、ブラインドスポットモニターのオプション設定も外れている。快適装備では、スマートエントリーや充電用のUSB端子も装着されない。

 価格は割安で、G-XはGに比べて24万1000円安い。200万円を下まわる価格で安さを強調すべく、G-Xの価格は、Gから省いた装備以上に値下げされている。安全装備を省いたから積極的には推奨できないが、とにかく安く買いたいユーザーには注目されるグレードとなっている。

■トヨタ カローラクロス
・最廉価グレード…「G “X” パッケージ」
・長所…とにかく低価格で買える!/上級グレードより約24万円安い/欲しい装備だけオプション選択可
・最廉価グレードを買っちゃダメな人…パーキングサポートなど充実した安全装備が欲しい人/USB充電ポートなどの装備も必須だと感じる人

次ページは : ■ホンダ ヴェゼル(最廉価グレード:G 227万9200円)

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