使い方がわからない、使ってない…これ、いらなくないか…と愚痴りたくなる余分な機能5選!

キャンセルするならはじめから付けないでしょ「アイドリングストップ」

「使い方がわからない」、「付けたはいいけど使ってない」と顧客が愚痴る機能5選!
アイドリングストップ機能搭載車ユーザーに聞くと、キャンセルを頻繁にしているという声も多い。「それならいらないじゃん!」と言いたいところだが、環境保護に観点からすると、それは言っちゃいけないことなのだ……

 ご存じのとおり、アイドリングストップとは信号待ちや渋滞などで一時的に車両を停車するとエンジンが自動的に停止する機能のこと。

 2019年10月1日より導入された「グリーン化特例」をきっかけにさまざまな自動車メーカーが燃費が良く、環境に優しいクルマを続々リリース。その頃からアイドリングストップ機構が標準装備されている車両が増えていった。

 地球への配慮という面ではとても意義深い機能とは言えるのだが、実際に使っていると、正直「うっとうしい」と思ってしまうことが多いというのが本音。

 先の営業マンもアイドリングストップ機能搭載車を薦めると、「環境のためとは思うけど、エンジンが再始動する時の”間”がかなり気になるし、バッテリーやタイミングベルトなどの消耗が早くなるって聞いたんだけど……。購入者側のメリットを何も感じない」と厳しいお声をいただくこともあるそうだ。

 「お客様が搭載車を購入したとしてもアイドリングストップキャンセラーで使えないようにはできますよ」と説明すると、「使わないなら、最初からなしのクルマでいいよ」と返答されるらしい(笑)。

 ちなみに、アイドリングストップ機能が付いているとバッテリーの寿命が短くなるというデメリットがありつつも、環境のためには付けるべきと言われるが……。実は、バッテリー交換の頻度が上がることで環境への負荷が大きくなるという指摘もある。「えっ、付けるメリットないじゃん!!」と、思わず叫びたくなる人も多いかもしれない。

ディーラーにとっては稼ぎ頭!? 「デジタルインナーミラー」

「使い方がわからない」、「付けたはいいけど使ってない」と顧客が愚痴る機能5選!
デジタルインナーミラーを標準装備とする車種は増加傾向に。もちろん、ディーラーオプションやアフターパーツによる後付けも可能。ディーラーオプションとした選択する人も多いという(画像は新型プリウス)

 リアウィンドウ上部に設置されたカメラの映像を液晶ディスプレイに映し出すシステムが「デジタルインナーミラー」。メリットは、車内の影響を受けずに後方を表示できるというところ。

 筆者のクルマはデジタルインナーミラー搭載車ではないので、いまだ抵抗を感じる装備だが……。

 実際、通常のミラーに慣れていて、デジタルインナーミラーには違和感を覚えるという人も多いらしく、先の営業マンも「イマイチ使いづらい」、「目が疲れる」などと愚痴られることが多い機能なのだとか。

 とはいえ、「録画機能も付いているものも多いので、今のご時世付けておくと何かの時に良いですよ」というセールストークをすると、かなりの確率で装着を選択する人が多いらしい。ということで、使い勝手はさておき、ディーラーにとっては稼ぎ頭のオプションのひとつとなっている。

スマートな人はなくさない!? なくしたら悲劇の「スマートキー」

「使い方がわからない」、「付けたはいいけど使ってない」と顧客が愚痴る機能5選!
鍵穴にキーを挿してセルモーターを回すという昔ながらのシステムのほうが使いやすいという声はいまだに多いという

 スタートキーとはその名の通り、よりクルマを賢く便利に操れる鍵のこと。クルマとキーの両方が暗号化された電波を発信し、一定の距離に近付くと互いの電波をキャッチし、自動、もしくはドアノブに触れるだけでドアの開錠・施錠をしてくれる。

 エンジンをかける時は、スマートキーを車内に置いた状態でクルマのエンジンボタンを押すだけ。キーを鍵穴に差し込んで回すという動作が不要となる。

と、一見、便利そうな機能なのだがやはりデメリットになる要素もあり。

 「スマートキーは電池式なので気にせず過ごしていたら、電池切れになり、出先で急に使えなくなった」という経験談を耳にすることが多い。

 先の営業マンは、「キーシリンダーにカギがないため、キーの存在感が薄くなり、紛失しやすいのでご注意ください」と、お客さんに必ず注意するという。

 十分に説明はするみたいだが、イマイチスマートキーの仕組みを理解出来ない顧客もいるらしく……。

 例えば、夫婦二人で外出したとする。クルマを出発させスマートキーは奥さんのバッグの中へ。その後、奥さんとは別行動。奥さんはスマートキーの入ったバッグを持って降車。このようなケースの場合、エンジンはかかっていながらキーがない状況に陥り、その後エンジンを一度止めてしまうと、再始動できなくなる。当然、旦那さんはクルマが動かせない。

 似たような話を営業マンは年に何回もお客さんから聞くという。こういう話を聞くと、スマートキーって本当に便利なの!? とちょっと疑問に思ってしまう。

まとめ
 誰しも、先進機能は使ってみたいと思うもの。しかし、その機能が自分にとって本当に必要なのか、ちゃんと機能を扱いきれるのかを飛びつく前によく考えることは非常に重要であることは忘れずに!

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