クルマが2台あるとカーライフは劇的に楽しくなるが、当然お金もかかる。しかしちょっと待て。中古車や軽自動車を組み合わせれば、意外に安く2台持ちが実現するのだ! そこで、実際に複数台所有を楽しんでいる庶民派自動車ジャーナリストに、「これぞ最強!」という2台を選んでもらった。
文/清水草一、写真/ベストカーWeb編集部
■「(登録車+軽自動車)×どっちも中古アリ」がミソ!
都会在住者にとって、愛車2台持ちはなかなかハードルが高い。そもそも駐車場を2台確保するのが大変だし、新車を2台買うのもしんどい。
それでも、子供が親離れすると、可処分所得は増えるもの。あと1台分なんとか駐車場を確保して、「(登録車+軽自動車)×どっちも中古アリ」の合わせ技を使えば、楽しくて手軽な8輪生活が可能になりはしないか!?
2台持ちを実現するなら、似たようなクルマが2台あっても面白くない。できれば、思いっ切り性格の違う2台が望ましい。うち1台は、徹底的な実用車を選んで、家族の理解を得たいところである。
徹底的な実用車には、大きく分けて2種類ある。軽ワゴンとミニバン(登録車)である! このどちらかがあれば、実用的な任務は99%果たせるはずだ。
軽ワゴンとは、軽トールワゴンや軽ハイトワゴンのこと。モデルは正直、なんだっていい。新車でも中古でもいいが、軽ワゴンは中古相場が高いので、新車を残価設定ローンなどで買ったほうが、かえってお得感があったりする。
私もタントを所有しておりますが、残価設定で新車を買いました。価格は総額200万円が目安になる。
ミニバンの新車は、今日びかなり値が張る。総額400万円近く行ってしまうので、中古車を選びたい。たとえば5年落ち5万キロ以内のノア/ヴォクシーあたりだ。総額200万円でなんとか行ける。
この2種類の実用車をベースに、もう一台、趣味のクルマでココロの満足を得ようという寸法だ。タイプ別に分けて考えると、こんな組み合わせが考えられまする。
■たまにはスポーツカーでストレス発散させたい派:その1
ベースの実用車は軽ワゴン。趣味車の第一候補は、現行ロードスターしかあるまい!
ロードスターは日本の宝。パワーはないが、走る楽しさは超絶一級品だ。実際乗ってみれば、その素晴らしさがよくわかる。
そもそも中高年になると、それほどパワーを欲しなくなる。パワーよりも、オープンカーで風を感じつつゆっくり流したほうが、ストレス発散効果は大きくなっていく。あなたはオープンカーを買ったことがありますか!? ないでしょ!? 一生に一度はオープンカーに乗りましょうヨ! プラス1台に最適です!
現行ロードスターは新車でも中古車でも、どっちもOKだ。ベストは新車の990S。ただ、総額350万円ほどになる。中古の「Sスペシャルパッケージ」を狙うのも大アリだ。こっちなら、総額200万円で手に入る。
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