カフェインのとりすぎは超危険
眠気覚ましにエナジードリンクやコーヒーをゴクゴク。そんな人は多いはず。実際、カフェインは眠気覚ましには有効で、カフェイン摂取により事故リスクが大幅に低下するという実験データも報告されている。
いっぽう、とりすぎると非常に深刻な健康被害を発生させることもわかっている。そのため、厚生労働省でもカフェイン摂取の適正量を定めている。
具体的には、健康な成人は最大400mg/日(コーヒーをマグカップ(237ml入り)で約3杯)まで、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300mg/日(マグカップで約2杯)までが適正量とされている。
これを見ると、意外なほど安心して摂取できる量が少ないことがわかるはずだ。
特に、エナジードリンクはコーヒーと同様にカフェイン含有量が多いため、喉の渇きをいやすためにエナジードリンクを何本も……なんてことは非常に危険だ。カフェイン量がどれも1本あたり約150mgなので、1回につき1本まで、1日につき2本程度までとしておくことがベスト。
熱中症対策として飲む場合もカフェイン入りの飲料は逆効果だ。コーヒーを飲みすぎるとトイレが近くなることからもわかるように、カフェインには利尿作用があるため、脱水を進行させて熱中症につながるおそれがある。
お茶も健康に良いのは事実だが、緑茶、紅茶、ウーロン茶などにはコーヒーの半分ほどではあるがカフェインが含まれているため、熱中症の予防や運転中に長時間トイレに行けないようなシチュエーションのときは「ノンカフェイン」と表記されている飲料を選択することをお薦めする。
一押しは麦茶。ノンカフェインであり、さらに熱中症の予防に効果的なミネラルも豊富に含まれているためだ。
いまだかつてないほどの異常な高温状態が続くなか、運転中でも熱中症に陥る危険はゼロとはいえない。正しく飲料を取捨選択することが安全運転につながることを心してほしい。
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コメント
コメントの使い方エナジードリンクの飲み過ぎも良くない、糖分が多いから人によってはむしろ眠くなるぞ
厚生労働省では、「アルコール度数が1度以上の飲料」をノンアルコールと定義づけしているからだ。
↑1度未満の間違いでは?