見つけたら“めっけもん”レベルの超希少な三菱 ギャランのVR-4とAMG
1987年10月に発売された6代目のギャラン。
そのキャッチコピーは“インディビデュアル4ドア”で逆スラントノーズにボディ側面がS字上にうねった筋肉質なオーガニックフォルムは、それまでのロー&ワイドプロポーションというデザインの潮流のなかにあって異彩を放つものであった。また、三菱自動車としては初めてとなる日本カー・オブ・ザ・イヤー(第8回)も獲得。
まさに三菱自動車の歴史に名を残す一台といっても過言ではないギャランだが、そのなかでもとくに注目を集めたのはトップグレードのVR-4。
4バルブDOHCエンジン、VCU付センターデフ方式フルタイム4WD、4輪独立懸架、4WS(4輪操舵システム)、4ABSを組み合わせた“アクティブフォー”と呼ばれる最新技術の導入に加え、205psの最高出力(初期型)を誇る4G63インタークーラー付きターボエンジンがもたらす走りは強烈なインパクトを発揮。
1989年のWRC1000湖ラリーでは総合優勝を果たすなど、モータースポーツの世界でも活躍をみせた。
また、同年には西ドイツ(当時)のAMG社と共同開発したギャランAMG仕様車を追加。世界初となるチタン合金バルブスプリングリテーナを採用した4G63の自然吸気エンジンの専用チューニングをはじめ、内外装ともにAMGの手を加わったスペシャルな一台もまた大きな魅力を放った。
デビューから35年以上が経つギャランVR-4なだけに現在の中古車市場ではタマ数が極少で価格も200万円は下らず、AMGに至ってはほぼお目にかかることはない……。
シビック タイプRが欲しいなら2代目のEP3と4代目のFN2が狙い目!
ホンダの“タイプR”といえば泣く子も黙るスポーツグレードの最高峰。なかでも、タイプR=シビックというイメージをもっているクルマ好きも多いだろう。
そんなシビック タイプRは1997年8月に行われた6代目シビックのマイナーチェンジで新ラインナップとして追加されたのが始まりだった。リッター当たり116psを発生する1.6リッター VTECエンジン(最高出力185ps)を搭載した抜群の動力性能に加え、スパルタンなエクステリア&コクピットを採用。約200万円という車両設定も手伝って若者に中心に人気を博した。
2001年10月には英国のHonda of the U.K. Manufacturing(HUM)で生産された逆輸入車として2代目(EP3)が発売されたことも大きな話題となった。
その後も2007年3月にシリーズ初の4ドアモデルとなる3代目(FD2)、2009年11月に2代目に続く逆輸入車として発売された4代目(FN2)、2015年10月にはシリーズ初のターボエンジンを搭載した5代目(FK2)、2017年9月にはニュルブルクリンク北コースでFFモデルとしては当時の最速ラップタイムを叩き出した6代目(FK8)が登場。
そして、2022年9月にはターボチャージャーの刷新などによって最高出力が330ps、最大トルクが42.8kgf・mにまで向上した現行シビックのタイプR(Fリッター5)がデビュー。
このように究極のピュアスポーツモデルを地で行く正常進化を続けてきたシビック タイプRなだけに中古車市場での相場は高値安定傾向にある。
しかし、2代目のEP3と4代目のFN2は100万円代の個体も少なくないだけに、シビック タイプRが欲しい人にとっては狙い目かも!?
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