■リアゲートを全開にしたい? それならまずこのスペアタイヤホルダーを……日産 ラシーン(1994~2000年)
●おしゃれなデザインでファンは多かったものの……
日産ラシーンは1994年12月に販売が開始された、ちょっとクラシカルなデザインがステキなクロスオーバーSUV。
現在でもファンの多いクルマです。ですがそのリアゲートを全開にするには、少々手間がかかりました。
操作手順はこうです。(1)まずはスペアタイヤホルダーのロックを、レバーを引いて解除し、重いホルダーを横方向に展開 → (2)そうするとリアのガラスハッチが開けられますので、上に開けてください → (3)ガラスハッチが上に開くと、残ったリアゲート部分を開けるレバーが見えるので、→ (4)それを操作してください。リアゲートが手前に倒れます、よ…と……。
なかなかに残念なパズル具合でした。
・発売年月:1994年12月
・エンジン種類:直4 DOHC
・総排気量:1497cc
・最高出力/最大トルク:105ps/13.8kgm
・全長/全幅/全高:3980×1695×1450mm
・車両重量:1200kg
・諸元記載グレード:タイプI
●ざんねん度:★★★☆☆
■イメージしたのはオオツノヒツジ、オオツノヒツジだったんですよぉ! いすゞ 初代ビッグホーン(1981~1991年)
●英語の俗語では「Horn」は「男性」のシンボル…………BigなHorn……Oh……
いすゞビッグホーンは1981年にデビューした、いすゞのクロスカントリー4WDです。車名の由来は、ロッキー山脈の岩場を軽々と走り回る「オオツノヒツジ」というヒツジからきているとのこと。
しかし角を意味するホーン(Horn)は、英語の俗語で男性の性器を意味することがわかりました。
そのため、日本では「いすゞビッグホーン」として販売されたこのクルマは、海外では「トゥルーパー(TROOPER)」「カリベ442(CARIBE442)」などの車名で販売されました。
・発売年月:1981年9月
・エンジン種類:直4 OHV ディーゼルターボ
・総排気量:2238cc
・最高出力/最大トルク:82ps/18.1kgm
・全長/全幅/全高:4470×1670×1820mm
・車両重量:1680kg
・諸元記載グレード:ワゴンターボディーゼルLSロング
●ざんねん度:★★★★☆
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コメント
コメントの使い方ある種登場が早かった、と言える車が多いのがこの世代のSUVですよね。個人的には、数年のミスで強い印象を残せなかったジュークが残念です。C-HRにかっさらわれ(すぐ売れなくなりましたが)、その後なくなってしまいましたし。売れていないわけではないのですが…。あとクロスビーとイグニス、現行エスクードもいい車ながらパッとせず。
1.クロスロード、初代はディスカバリーのOEMでしたっけ。2代目も四角ばった男性的なデザインですが、今でも秀逸だなと思います。初代同様に2列目シートモデルもあればもっと売れた気がします。2.ビッグホーン、名前はアレですが、荒れた路面にも強く、車自体はとてもよい出来だったと思います。