カローラクロスではなく「カローラエステート」と言っていいんじゃないか! そう感じたのが、2023年度正式発表されるクラウンエステートの姿を眺めた時。この両車、フォルムが似ている(あえて断言!)。「ミニ・クラウンエステート」と勝手に命名したくなるカローラクロスが売れているワケには、そのカタチがあるはず。探ってみよう。
文・写真:ベストカーWEB編集部/写真:トヨタ
■そのサイズと佇まいを見てしみじみ。「カローラも立派になったなぁ」
カローラにSUVが追加なの? ふ~ん……と思ったのが2021年9月。しかし、誕生したばかりのその姿を見て「ふ~ん」が瞬時に消え去った。奇をてらったデザインではなく、オーソドックスで平凡なデザインでもない。そこに新しい風が吹いている、という感覚。
全長4490×全幅1825mmという堂々たるサイズで「カローラも立派になったなぁ」という印象。夜間に黒ボディのハイブリッドモデルを見た時なんて「レクサスか?」と一瞬思ってしまうほど(これ、正直な感想です)。
数行前に「堂々たるサイズ」と書いたが、コンパクトSUVとミドルサイズSUVの中間に位置する、絶妙なサイズ感もヒットしている理由と思う。直近の月販台数、2023年12月のデータでは4790台。シティ派SUVの雄、ハリアーの4656台を上回っているところに実力の片りんが見える。
実はハリアーを上回っているのはそれだけじゃないんです。アレもなんです!!
■ハリアーを大きく上回るラゲッジ容量は487L。凄い!!
阪神タイガースの岡田監督じゃないが、アレとは「ラゲッジ容量」。5人乗車時の数値を紹介すると、ハリアーの409Lに対してカローラクロスは487L。大きく上回っているじゃないですか!
ちなみにカローラツーリングは392L。カローラクロスよりボディサイズが小さめとはいえ、積載が得意なワゴンモデルより上回っている。優秀だ。
ワゴンの王道、スバルレヴォーグはというと561L。さすがにコチラには劣るが、カローラクロスのパッケージングが優秀ということがわかる。
さぁ、ここで上の写真だ! カローラクロスの真横の写真だが、リア部分が伸びやかになっており、SUVなのにラゲッジ容量が大きいことの証。
そして、下の写真。
みなさん、カローラクロスと真横のフォルムが酷似していると思いませんか!? このクルマがクラウンエステート。筆者が冒頭で「この両車、フォルムが似ている!」と言い放った根拠はここにあるんです(興奮気味!)。
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