六十歳を迎えることを「還暦」と呼ぶが、これは干支の十干十二支がひと回りすることをいう。つまり干支の2ラップ目に入るということになる。この大きなターニングポイント、ここからどんなクルマに乗って人生の残りを楽しむか!?
※本稿は2024年4月のものです
文/伊達軍曹、写真/TOYOTA、SUBARU、HONDA、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年5月10日号
■「安全性」と「ボディサイズ」に気をつけろ
ここから先は実体験ではなく想像と取材に基づく見解であることを、あらかじめお詫びしておく。
で、還暦であるが、筆者の実兄の例などから考えると、50代半ば頃から目立ち始める“症状”、すなわち体力と視力、反射神経の衰えはさらに進行するが、まだウルトラ深刻というほどではない――というのが還暦の実相であるようだ。
であるならば、ここで選ぶべきは「そこそこアツいがサイズは大き過ぎず、なおかつ予防安全装備が充実しているモデル」だ。そういった車種であれば、残された日々を存分に、そして安全に堪能できるだろう。
■おすすめ1:トヨタ カローラクロス
Cセグメントのトヨタ製SUV。突出した部分こそないが、すべてが平均点以上で燃費もよく、予防安全装備も充実しているため、とりあえず“中庸な日々”を大過なく過ごすことができる。こういう選択も、決して悪くない。
●新車価格:218.4万~345.9万円
●ボディサイズ:全長4770×全幅1820×全高1570mm
●このクルマで得られるもの:「中庸」という名の心地よさ
■おすすめ2:スバル レヴォーグ レイバック
「抜群!」と評しても決して大げさではない乗り心地を誇るクロスオーバーSUV。サイズ的にややデカいような気もするが、まあ許容範囲内だろう。
●新車価格:399.3万円
●ボディサイズ:全長4770×全幅1820×全高1570mm
●このクルマで得られるもの:抜群の乗り心地と最新のアイサイト
■おすすめ3:ホンダ シビック e:HEV
ほどよい寸法と予防安全装備が魅力であることに加え、これのe:HEV車は相当気持ちいい。明日への力がみなぎってくる!
●新車価格:398.09万円
●ボディサイズ:全長4550×全幅1800×全高1415mm
●このクルマで得られるもの:気持ちよさと予防安全性能
■おすすめ4:ホンダ ZR-V
車幅はそこそこあるが、全長はまずまず短めなSUV。これのe:HEVモデルの乗り味はきわめて痛快。充分な予防安全装備とともに、神経直結な走りを存分に楽しみたい。
●新車価格:304.92万~421.96万円
●ボディサイズ:全長4507×全幅1840×全高1620mm
●このクルマで得られるもの:宣伝通りの「神経直結の走り」
■おすすめ5:プジョー 308(現行型)
プジョーのCセグハッチバック。走りの質感だけで言うなら同世代のゴルフ以上。若々しいというか特徴的な外観も好印象だ。
●新車価格:339.8万~556.0万円
●ボディサイズ:全長4420×全幅1850×全高1475mm
●このクルマで得られるもの:Cセグでは世界一クラスの走り
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