ホンダeの特徴を解説!
ホンダeの特徴について順を追って解説していこう。まずは、ホンダeのエクステリアデザイン。
円を基調としたわかりやすいキャラクターで、シンプルでモダンなデザインにしたこと。開発責任者の一瀬氏は、”つるピカ”デザインと呼んでいるそうだ。
例えばボンネット中央にある充電/給電ポートは、充電で頻繁に触れる部分だからこそ特別にデザインし、触り心地のいい全面ガラス製となっており、回転スライド式を採用している。
ブラックアウトされた、ホンダeのフロントマスク、リアパネルにはさまざな機能を集約してシンプルでクリーンなデザインに仕上がっている。
ライト類やマルチビュー用のカメラ、ホンダセンシングのレーダーリッドなどをフロントグリル、リアパネルに集約してブラックアウト。シンプルでクリーンにするために余計なノイズをブラックアウトした部分に封じ込めているのだ。
サイドカメラミラーシステムはミニマムのサイズとし、車幅内に収まるよに設置。アウターハンドルはボディに出ないようにフラッシュなデザインとしている。
フルLEDのライト類は、シンプルで親しみやすい正円形状となっており、FOBキーを持って近づくとポジションライトが点灯するウエルカム機能を採用。
またEVはアイドリング音がないため、外観的にパワーオン・オフの違いを明確に設定、ライト類点灯時には豊かな表情を演出しながら、消灯時はブラックアウトとしている。
ホンダeの実車を目の前にすると、街中で扱いやすそうなコンパクトなサイズで、とにかくボディの作り、質感の高さが好印象。
最先端のEVなのに、どこか往年の名車、ホンダN360を感じさせるレトロなイメージも、昔のホンダ車を知っている世代にはウケそうだ。
ボディサイズについては未公表だが、すでに2020年1月に発表された欧州仕様のボディサイズを見ると全長3895×全幅1750×全高1512mm、ホイールベースは2530mm。ほぼヤリスやフィットと同サイズだ。
■ホンダe欧州仕様:全長3895×全幅1750×全高1512mm、ホイールベース:2530mm
■ホンダフィット:全長3995×全幅1695×全高1515mm、ホイールベース:2530mm
■トヨタヤリス:全長3940×全幅1695×全高1500mm、ホイールベース:2550mm
時代が変わったと思わせるホンダeのインパネ
事前に写真では見ていたものの、実際に見て感動したのが、ホンダeのインパネ。
使いやすく先進的な室内空間とするため、5つのスクリーンを水平に配置する世界初の「ワイドビジョンインストルメントパネル」を採用。
両脇にはサイドカメラミラーシステム、ステアリング奥にはメータースクリーン、そして12.3インチのスクリーンを2画面並べて水平に配置。
この12.3インチスクリーンの2画面水平配置を活かした表示設定としたポイントとしては、ボタン1つで左右画面を入れ替えたり、アプリ履歴の表示やアイコンボタンのフリック操作で右側から左側の画面にアプリを表示させることもできることが特徴だ。
ホンダeは車内WiFiやスマートフォンと通信を行うNFCが組み込まれているが凄い! と思ったのは音声認識システム。
「OK HONDA」と呼びかけるとホンダパーソナルアシスタントが作動。情報提供だけでなく、「疲れた」と語りかけると、イラストキャラクターが癒しの言葉をかけたり、挨拶するとスクリーンのなかを飛び跳ねて喜び、話しかけないと寝てしまうなど、クルマへの愛着を高めるようなコミュニケーションを行う。
未来を感じさせる装備の1つが、スマートフォンをクルマのキーとして使えること。日本ではこれまでスマートフォンをキーとして使用した場合、ロック解除しかできなかったが、2019年秋にようやく解禁になったという。
具体的には専用アプリ(HONDAリモート操作)をダウンロードすることでスマートフォンをキーとして使用でき、国産車で初めて走行まで行えるという。またスマートフォンでエアコンの遠隔操作やナビの目的地設定が可能になった。
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