8月末発表「ホンダe」市販モデル全情報!! マジでこのまま売るのか!!

ホンダeの特徴を解説!

アイコニックな要素を際立たせるためにデザインのノイズを抑え、見せる要素と隠す要素を明確化。最小化したのはフロントの冷却開口部、フォグランプ、ドアミラー、リアリフレクター
アイコニックな要素を際立たせるためにデザインのノイズを抑え、見せる要素と隠す要素を明確化。最小化したのはフロントの冷却開口部、フォグランプ、ドアミラー、リアリフレクター
ワイパーやカウルトップパネル、キーシリンダーを見えない位置に隠し、フロントピラー段差やセンターピラーガーニッシュ、アウターハンドル、バーキングセンサーなどをフラッシュ化。廃止したのはライセンスガーニッシュ、ルーフモール、ドアサッシュ、ルーフアンテナ
ワイパーやカウルトップパネル、キーシリンダーを見えない位置に隠し、フロントピラー段差やセンターピラーガーニッシュ、アウターハンドル、バーキングセンサーなどをフラッシュ化。廃止したのはライセンスガーニッシュ、ルーフモール、ドアサッシュ、ルーフアンテナ
完成車開発統括部車両開発二部 開発管理課 シニアチーフエンジニア、ホンダeの開発責任者である一瀬智史氏
完成車開発統括部車両開発二部 開発管理課 シニアチーフエンジニア、ホンダeの開発責任者である一瀬智史氏
ボンネットにある充電ポートはグリルのボタンを押すと回転スライドオープン機構によって開く。左が急速充電、右が普通充電
ボンネットにある充電ポートはグリルのボタンを押すと回転スライドオープン機構によって開く。左が急速充電、右が普通充電

 ホンダeの特徴について順を追って解説していこう。まずは、ホンダeのエクステリアデザイン。

 円を基調としたわかりやすいキャラクターで、シンプルでモダンなデザインにしたこと。開発責任者の一瀬氏は、”つるピカ”デザインと呼んでいるそうだ。

 例えばボンネット中央にある充電/給電ポートは、充電で頻繁に触れる部分だからこそ特別にデザインし、触り心地のいい全面ガラス製となっており、回転スライド式を採用している。

 ブラックアウトされた、ホンダeのフロントマスク、リアパネルにはさまざな機能を集約してシンプルでクリーンなデザインに仕上がっている。

 ライト類やマルチビュー用のカメラ、ホンダセンシングのレーダーリッドなどをフロントグリル、リアパネルに集約してブラックアウト。シンプルでクリーンにするために余計なノイズをブラックアウトした部分に封じ込めているのだ。

 サイドカメラミラーシステムはミニマムのサイズとし、車幅内に収まるよに設置。アウターハンドルはボディに出ないようにフラッシュなデザインとしている。

 フルLEDのライト類は、シンプルで親しみやすい正円形状となっており、FOBキーを持って近づくとポジションライトが点灯するウエルカム機能を採用。

 またEVはアイドリング音がないため、外観的にパワーオン・オフの違いを明確に設定、ライト類点灯時には豊かな表情を演出しながら、消灯時はブラックアウトとしている。

 ホンダeの実車を目の前にすると、街中で扱いやすそうなコンパクトなサイズで、とにかくボディの作り、質感の高さが好印象。

 最先端のEVなのに、どこか往年の名車、ホンダN360を感じさせるレトロなイメージも、昔のホンダ車を知っている世代にはウケそうだ。

 ボディサイズについては未公表だが、すでに2020年1月に発表された欧州仕様のボディサイズを見ると全長3895×全幅1750×全高1512mm、ホイールベースは2530mm。ほぼヤリスやフィットと同サイズだ。


■ホンダe欧州仕様:全長3895×全幅1750×全高1512mm、ホイールベース:2530mm
■ホンダフィット:全長3995×全幅1695×全高1515mm、ホイールベース:2530mm
■トヨタヤリス:全長3940×全幅1695×全高1500mm、ホイールベース:2550mm

時代が変わったと思わせるホンダeのインパネ

5つのモニターが並ぶ壮観なホンダeのコクピット
5つのモニターが並ぶ壮観なホンダeのコクピット
8.8インチディスプレイを採用したシンプルなデザインのメーター
8.8インチディスプレイを採用したシンプルなデザインのメーター
ワイドディスプレイには春夏秋冬の写真が壁紙として入っており、自分好みの写真を映し出すことが可能。バッテリーを充電しながら車内WiFiを利用し映画も鑑賞することもできる。木目調のパネルはディスプレイの反射を抑えるよう濃いブラウンを設定
ワイドディスプレイには春夏秋冬の写真が壁紙として入っており、自分好みの写真を映し出すことが可能。バッテリーを充電しながら車内WiFiを利用し映画も鑑賞することもできる。木目調のパネルはディスプレイの反射を抑えるよう濃いブラウンを設定
サイドカメラミラーシステムは170万画素の高精細カメラを採用し、インパネ左右に配置した6インチモニターに映し出す。後退時には左右とも自動的に視界を下方に切り替えるリバースビューとなり、後輪周りを確認しやすくする
サイドカメラミラーシステムは170万画素の高精細カメラを採用し、インパネ左右に配置した6インチモニターに映し出す。後退時には左右とも自動的に視界を下方に切り替えるリバースビューとなり、後輪周りを確認しやすくする
センターカメラシステムはカメラモードとミラーモードを簡単に切り替えることができる。カメラモードでは後方の荷物や乗員の影響を受けずに後方確認できるだけでなく、ミラーモードより広い後方視界を実現
センターカメラシステムはカメラモードとミラーモードを簡単に切り替えることができる。カメラモードでは後方の荷物や乗員の影響を受けずに後方確認できるだけでなく、ミラーモードより広い後方視界を実現

 事前に写真では見ていたものの、実際に見て感動したのが、ホンダeのインパネ。

 使いやすく先進的な室内空間とするため、5つのスクリーンを水平に配置する世界初の「ワイドビジョンインストルメントパネル」を採用。

 両脇にはサイドカメラミラーシステム、ステアリング奥にはメータースクリーン、そして12.3インチのスクリーンを2画面並べて水平に配置。

 この12.3インチスクリーンの2画面水平配置を活かした表示設定としたポイントとしては、ボタン1つで左右画面を入れ替えたり、アプリ履歴の表示やアイコンボタンのフリック操作で右側から左側の画面にアプリを表示させることもできることが特徴だ。

 ホンダeは車内WiFiやスマートフォンと通信を行うNFCが組み込まれているが凄い! と思ったのは音声認識システム。

 「OK HONDA」と呼びかけるとホンダパーソナルアシスタントが作動。情報提供だけでなく、「疲れた」と語りかけると、イラストキャラクターが癒しの言葉をかけたり、挨拶するとスクリーンのなかを飛び跳ねて喜び、話しかけないと寝てしまうなど、クルマへの愛着を高めるようなコミュニケーションを行う。

 未来を感じさせる装備の1つが、スマートフォンをクルマのキーとして使えること。日本ではこれまでスマートフォンをキーとして使用した場合、ロック解除しかできなかったが、2019年秋にようやく解禁になったという。

 具体的には専用アプリ(HONDAリモート操作)をダウンロードすることでスマートフォンをキーとして使用でき、国産車で初めて走行まで行えるという。またスマートフォンでエアコンの遠隔操作やナビの目的地設定が可能になった。

次ページは : 家のリビングを感じさせるインテリア空間

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