8月末発表「ホンダe」市販モデル全情報!! マジでこのまま売るのか!!


家のリビングを感じさせるインテリア空間

インテリアカラーは親しみやすく飽きのこないデザインを追求。シートとドアの表面生地にはメランジ調のファブリックを採用。厚みのある上質な織物を使い、グレーの濃淡で魅せるコンビネーションでモダンなリビング空間を演出
ソファーらしさを演出するため、シートバックを一体式したリアシート。シートサイドのドアに通じる部分もシートと同じファブリックを設定し、ドアと連動する空間の広がり感を表現

 居心地のいいリビングルームを思わせるインテリア空間も素晴らしい。フィットのシンプルでモダンなインテリアに好感をもったが、ホンダeのインテリアはさらに上質さを感じた。

 自然な風合いでつやなしのウォールナット調ウッドパネルや、仕立てのいいソファーのようなシートは北欧のインテリアを感じさせる。

 フロントシートは大型でサイドサポートもバッチリで心地いい。リアシートはソファーらしさを演出するために、シートバック一体化となっており、シートサイドのドアに通じる部分もシートと同じファブリックを使うなど、細部にもこだわりをみせている。

注目のEVシステムは?

公表されたスペックは154ps/32.1kgm。3L、V6に匹敵する性能だ
トランクの下にEVユニットを搭載、駆動方式はRRとなる。開発当初はFFだったという
電気モーターのスペックのほか、モーターのトルク・出力特性、加速度の変化、走行モードの概念図

 リア搭載レイアウトのBEV専用ドライブユニットは、3L、V6エンジンに匹敵する大トルクモーターをリアトランク下に設置。駆動方式はRR方式となる。

 電気モーターの最高出力は154ps(113kW)、最大トルクは32.1kgm(315Nm)と発表された。バッテリー容量は35kWh。航続距離は欧州のWLTCモード(高速域が多い)が222km、日本のWLTCモードが283km、JC08モードは308kmとのこと。

 デザインは外観も内装も大変キュートで、装備は先進的であること、それでも日産リーフの航続距離が458kmあることを考えると、ホンダeの283kmはやや短いのではないかという心配について、一瀬開発責任者に聞いた。

 「航続距離はさんざん聞かれますが、”街なかベスト”なので充分だと思っています。今回採用したパナソニック製のバッテリーは、急速充電の性能が高いのが隠れたウリです。

 リーフのバッテリーは容量型といわれていて、なかなか一気に充電できないのです。ホンダeのバッテリーはバランス型といわれていて、急速充電能力が高いのが特徴です。

 充電能力が高いのを利用して、小さくて使い勝手がよく、充電警告灯がついて、いざとなったら30分の急速充電で200km走れる、というのがコンセプトです。Bセグメントのボディに大きいバッテリーを入れるのは、ちょっと作れないですね。バッテリーおばけになってしまいますから」。


■ホンダe(35kWh):WLTCモード/283km、JC08モード/308km
■リーフ(62kWh):WLTCモード/458km、JC08モード/570km
■リーフ(40kWh):WLTCモード/322km、JC08モード/400km

 大容量バッテリーを搭載し、航続距離を長くすることだけが正義じゃないという、ホンダのこのチャレンジを応援したい。

 ホンダ社内の計測値では、30分の急速充電で走行可能な距離はホンダeは202km。

 他社EV車A、リーフの40kWhは144km、62kWhは137km。他社EV車BのBMW i3は192km、他社EV車Cの三菱i-MiEVは約180kmと出ている。これを見ると、ホンダeの急速充電性能がいかに高いかがわかる。

WLTC&JC08モードでの航続距離。他社EV車Aはリーフ、他社EV車BはBMW i3、他社EV車Cは三菱i-MiEVと思われる
30分の急速充電で走行可能な距離はホンダeは202km。他社EV車A、リーフの40kWhは144km、62kWhは137km、他社EV車BのBMW i3は192km、他社EV車Cの三菱i-MiEVは約180kmとホンダeの急速充電性能が高いことがわかる(ホンダ社内計測値)

 充電に要する時間と充電量の目安は、急速受電設備・CHAdeMO50kw以上で30分。30分急速充電で202km走行できるという。

 家庭用/公共AC充電コンセントは、タイプ1~3.1kwで9.6時間以上、タイプ1~6.0kwが5.2時間以上となっている。

 走行モードはノーマルモードとスポーツモードに切り替えることができる。特筆すべきは、アクセルペダルだけで加減速を調整できる、シングルペダルコントロール(クリープ動作なし、停止時は自動でブレーキを保持)がスイッチ1つで設定できるほか、オフにすることで通常のAT車の感覚で走行も可能(クリープ動作あり)なこと。

 減速度の選択は、シングルペダルオン時が4段階(最大減速約0.1G)、シングルペダルオフ時(最大減速約0.18G)は3段階となっている。

上からP、R、N、D、そしてシングルペダルのコントロールスイッチ。下右側は走行モードの切り替えスイッチ(ノーマル/スポーツ)。下左は電動パーキングブレーキのスイッチ
シングルペダルコントロールのオン/オフができる

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