軽量化などによりコントロール性や走る楽しさも大幅進化
軽量化で注目なのがアルミルーフの採用だ。(フェンダーなど他のボディーパネルもアルミを採用)これによりルーフ単体で2kgの軽量化を達成したことで重心高を1.2mm下げることができた。
プラットフォームは踏襲だからロール軸も現行モデルと同じ。重心高を下げたことでロール剛性が上がっている。つまり、バネを硬くしたのと同じ効果があり、低重心化そのものの効果とロール剛性アップとの相乗効果でスタビリティ(=安定性)が増している。
このことは、どのコーナリングやステアリングアクションへの反応でも感じられ、よりクルマとの一体感、そして意図的にクルマをスライドさせたときのコントロール性が現行モデルよりも明らかに進化してきている。
進化したことによる車体のパワーとメカニカルグリップがアップしても、単にオンザレールの素直さだけでなく、パワーコントロールやステアリングアクション、そしてブレーキングの使い方でスライドコントロールを楽しむノリシロが増えていることも、FR(=後輪駆動)である86/BRZというファン・トゥ・ドライブの多様性をしっかり見据えていることがうかがえる。
さて、バネレートもスタビライザーも変更されているのだが(BRZに至ってはアップライトのアルミ化)、こうした部分からは86とBRZでそれぞれの仕様が細かく異なり、そのことが両車のハンドリングに明らかな差をもたらしていることがわかる。
実際のハンドリングの違いなど詳細は、また別エントリーで執筆しようと思う。ご期待ください。
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