■超現代的な軽トラに大変身!
一方ハイゼットトラックは、フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジ。2014年9月に15年8ヵ月ぶりにプラットフォームを一新するフルモデルチェンジをしているので、今回はマイナーチェンジを行い、さらに煮詰めてきた。
私自身は1990年式のハイゼットトラックジャンボを所有しているが、厳密に言えばそれが「先代」というわけだ。もはや軽トラは完成されていて、進化の余地がほとんどないのだ! リアリーフリジットサス最高(私見です)!
マイナーチェンジの変更ポイントは、まず顔付きだ。上級グレードの「エクストラ」にはメッキ加飾を採用している。インテリアも大型メーターや、安っぽくないインパネを採用。アッパートレイも新設されたので、書類やノートパソコンなどを気軽に置ける(エクストラ、ジャンボエクストラおよびメーカーオプションのスマホ連携ディスプレイオーディオを選択した場合は形状が異なる)。
また、夜間の作業時などで便利なLED荷台作業灯が、新たに採用された(我が愛車には前オーナーが設置するも、点灯せず)。乗用車では当たり前のキーフリーシステム&プッシュボタンエンジンスタート、電動格納式ドアミラーも採用されている。
■4WDとCVTで走りはどう変わったのか?
私の「先代」に比べると、新型は「完全なる乗用車」に思えた。なにせ私の愛車は、パワステもパワーウィンドウも集中ドアロックも何もない! エアコンでもなくてクーラーだし、それもあんまり効かない。32年前のクルマと比べてはいけないが、あまりの快適さに驚愕!
しかもトランスミッションは、ハイゼットカーゴと同じく5MT/CVTが用意された! このCVTの採用が最大の変化でしょう。軽トラのCVTってスゲエ! ボディは断然軽いので(770kg~860kg)、空荷だと46ps(5MT/CVT)の直3NAエンジンでも飛ぶように走ります。ちょっと出足が良すぎて、首がガックンってなっちゃうくらい。発進の時はアクセルの踏みすぎに注意。
乗り心地は、ド新車ってこともあり、自分のジャンボに比べるとかなり固く感じましたが、トラックなので仕方ない。乗るにつれてだんだんしなやかになるでしょう。
また、4WDのCVT車は、「2WD」「4WD LOCK」に加え、路面状況に応じて駆動力を制御する「4WD AUTO」が用意された3モードの電子制御式4WDを採用。従来は5MT車のみだったスーパーデフロックも、CVTに追加された。
さすがに軽トラだけに、スマアシやエアコンのないグレードも用意されているが、よっぽど節約しない限り、どっちも標準装備。USBソケットやHDMI端子、大型のスマホ連携ディスプレイオーディオまでオプションで付けられる!
いやあ、快適快適! これでジャンボならリクライニングもできるからもっと快適! 軽トラは値段も安い! スタンダードのスマアシ付き(CVT)で102万3000円!
乗用車としても使いたいなら、オススメは「ジャンボ スタンダード CVT」(114万9500円)でしょうかね。
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