■2.5Lガソリンのパワーは充分なのか?
このエンジン、軽快な吹け上がり感が気持ちいい!!
もちろん、けっしてパワフルというエンジンではないし、2WDで1680kg、4WDだと1720kgになる車重だから、25.5kgmのトルクでは「グイグイグイ」って動力性能でもない。
でも、走っていて力不足かっていうと、まったくそんなことはなく、街中での発進加速や、高速道路の100km/h前後の加速でももどかしさを感じることはなかった。
■安いグレードでショボさは感じないのか?
Lパッケージ以上のレザーシートや加飾インパネと直接比較しちゃうと25S Sパッケージのインテリアはちょっとシンプルな印象だけど、価格差41万3500円を考えると、Sパッケージの装備内容は充分リーズナブル。
オプションの「セーフティパッケージ」(9万9000円)を装着すれば緊急ブレーキは右直対応などフル仕様になる。さらに「ドライビングポジションサポートパッケージ」(8万2500円)でシートは電動になるし、シートヒーター、ステアリングヒーターも付くので、Lパケよりお得だ。
■結論!! 25Sも魅力的!!
231ps/51.0kgmの直6、3.3LディーゼルターボはCX-60らしさを味わうんだったらやっぱり魅力的。さらにマイルドハイブリッドならコンスタントに20km/Lの燃費が出るし、アクセルを踏んだ瞬間のグイッと湧きあがるトルクも余裕の走りを感じさせる。
でも、マイルドハイブリッドは4WDのみの設定で500万円を超える価格……。モーターなしのディーゼルは25Sと24万7500円の価格差ながら、装備差を考えると25S Sパッケージのコスパバランスのよさが光っている。XDを25S Sパケ並みの装備にすると、さらに10万円以上のプラスが必要なので、ちょい割高感。
CX-60のFRプラットフォームならではのパッケージングは25Sでももちろん味わえる。むしろ車重が軽く、フットワークのよさは25Sがシリーズ一番だ。
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