■AYC採用でよく曲がるFF車に仕上がっている
考えてみたらベースとなった先代アウトランダーPHEVって2012年のデビュー。e-POWERより歴史を持っている。むしろ今までハイブリッド車を作らなかったことが不思議なくらいだ。
クルマとしての評価も上々。ベースとなった1500ccエンジン車より強固なバッテリーケースを運転席の下に置いたため、ボディ剛性や振動特性が向上しているのだろう。乗り心地の質感も上がっている。
また、FFながら三菱得意のAYCを採用しており、さまざまな路面状況で最適のハンドリングを追求している。けっこう攻めてみたけれど、なるほどよく曲がる。
■次期型エクスパンダー日本導入時にハイブリッド投入か?
さて。三菱が日本国内でアウトランダーのハイブリッドを販売することは可能かというと、やや微妙。アウトランダーは日産との縛りがけっこうあって、フロントのシステムだけ伝ったハイブリッドを出そうとすると調整が必要。
そもそもエクストレイルと兄弟車なので、その気になればe-POWERが簡単に載る。逆にエクストレイルのPHVだって難しくない。どちらもやろうという動きはなし。
ということで三菱がハイブリッドを投入するとすれば、次期型エクスパンダーを日本に導入するタイミングになるに違いない。
そもそも私は6年前から「エクスパンダーを日本で!」と書き続けている。フルモデルチェンジは今から2年後くらいだろうから、ぜひとも次期型エクスパンダーは日本でも販売して欲しいと熱望しておく。ヒンジドアの3列シート車でも価格さえ手頃なら売れると思う。
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