【SUVの雄に「走り」の最上級グレード登場】ヴェゼルModulo X 「生の声」を聴く


 ホンダアクセスの誇るスポーティブランド「Modulo(モデューロ)」。ひとつ上の上質な走りを目指し、ホンダ車を知り尽くした開発者が、日夜妥協なき乗り味を求めているコンプリートカー「Modulo X」が人気となっている。

 現行車としてS660、ステップワゴンに「Modulo X」が発売されているが、今回新たに「ヴェゼル Modulo X」(2019年11月28日発表)がラインナップに加わった。2019年のSUV新車販売台数 第1位を獲得した、ヴェゼルをベースとしたモデルとあってその注目度は高い。

 しかし、Modulo Xはディーラーでも試乗車が少なく、実際にその性能をしっかり体感してもらえるコースもないという課題があった。どんなに優れたクルマであっても、やはり知ってもらうためには乗って体感してもらうのが最良の方法だ。

 そこで2019年1月25日(土)に千葉県の茂原ツインサーキットで行われたのが、『ヴェゼル Modulo X 体感試乗会』だ。一般道やサーキットで乗り比べて、その違いを体感するイベントに全国から応募のあったなかから選ばれた16組が参加した。

 Modulo開発アドバイザーの土屋圭市氏、カーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子氏という豪華ゲストも迎えての”アツい”1日のレポートとともに、参加者のリアルな声をお届けする。

全国から集まった応募のなかから選ばれた幸運な16組の参加者。 半日ではあったが、Moduloの魅力を満喫

文:ベストカーWeb編集部
写真:平野学、ホンダアクセス【PR】

【画像ギャラリー】ヴェゼル Modulo X 3モデルと、その魅力をぎゅっと紹介!!


■比較試乗で参加者が驚嘆!!  Modulo XがSUVの概念を覆す

 今回の試乗コースは、特別にバンプなどを設置したサーキットコース。そして、郊外路と市街地が組み込まれたサーキット周辺の一般道路(全長15.6km 、1周約20分)という2パターンが用意された。

 サーキット試乗は、まず比較するために、ノーマルのヴェゼルで2周し、その後Modulo Xに乗り換え、開発アドバイザーの土屋圭市氏が助手席でレクチャーをしながら2周、さらに参加者だけで2周する流れとなっていた。

手前が2018年2月のマイナーモデルチェンジしたノーマルのヴェゼル、奥がTOURING Modulo Xだ。続けて試乗することで、その違いを顕著に感じることができる

 サーキット自体はフラットな路面だが、一般道では発生させられない大きなGを出すことができ、旋回時のロール量や姿勢、ブレーキング時のノーズダイブなどの違いがわかりやすい。さらに、Modulo Xの走りのよさを体感してもらうため、コース幅を制限し40km/hで進入し舵角一定で走行するセクションや、クルマの収まり感を体感するためのバンプが設置されたセクションなどが用意されていた。

40km/hで走行する、パイロンでコース幅が制限されたセクション。ノーマルでは細かい修正舵が必要だが、Modulo Xは一度舵角を決めたらオンザレールで走り抜けることができる

 周回数は2周であったが、ノーマルとの差を感じるのには十分で、降りてきた参加者は口々にその違いを語り驚いていた。

 そして参加者が最も気になる一般道の試乗は、路面が悪く、カーブが多いコースを設定。Modulo Xの走りをしっかりと体感するためには最適といえる内容となっていた。

 今回の主役であるヴェゼル Modulo Xについて土屋氏は、「ホンダのお客さんはこだわりの強い人が多いので、乗り心地や質感を高めることに主眼を置いて開発しました。ヴェゼルの開発をする前に、プレミアムスポーツSUVに試乗したんですが、2トンもあるクルマがこれほど面白く速いクルマになるんだと感じたんです。価格が何倍も違うクルマではあるものの、ヴェゼル Modulo Xもそういった欧州プレミアムSUVを目指して開発をしました。開発には長い時間がかかったけれども、最終的には群馬サイクルスポーツセンターや鷹栖のテストコースで、プレミアムSUVと同等の速度でギャップを安定して通過できる抜群の足回りに仕上げました」とのことだった。

Modulo開発アドバイザーの土屋圭市氏。これまでの経験とこだわりから妥協は許さない。開発者とも喧嘩をしながら、「Modulo X」というコンプリートカーを完成させていると語った

 そんな土屋氏の熱い思いが詰まったヴェゼル Modulo Xを試乗した感想を、参加者にインタビューしたので紹介したい。

「価格は高くても、納得させる説得力があるクルマでした!」
■桑原駿太さん&大髙莉那さん(愛車:ホンダ フィットRS)

プライベートでよくロングドライブに出かけるという桑原さんと大髙さん。ヴェゼル Modulo Xへの乗り換えを真剣に検討していたので、試乗会に応募したしたそうだ。大髙さんは普段はクルマを運転しないが、今回Modulo Xを体感したいということで、久しぶりハンドルを握った

 一般道での試乗はカーブが多いコースで、ノーマルのほうは舵角修正が頻繁に必要だったんですが、Modulo Xは一回決めたらその舵角を修正せずにきれいな姿勢、オンザレールでコーナリングしてくれることに驚きました。

 乗り心地も、ノーマルははねた後に収束に時間がかかり、揺れている時間が長く感じました。しかし、Modulo Xはそれが一回でピタッと収束し、スッと何事もなく走り抜けることができることが大きく違いましたね。

 今の愛車のシートは体に合わない部分があり、ロングドライブに行くと腰が痛くなってしまうことがあるんですが、Modulo Xの専用シートは体をしっかりホールドしてくれていて、腰への負担を感じることなく運転することができました。これなら北海道くらいまでの長距離ドライブでも、快適に楽しむことができるんじゃないかと思うくらいでした。

「SUVは腰高で、ロールが大きくてサーキットには不向き」という印象を吹き飛ばすハンドリングを披露するヴェゼル Modulo X。設置されたバンプでの収束性の高さにも驚いていた

 それと、あまり運転しない彼女でも、カーブが連続するコースであってもヴェゼル Modulo Xの安定性の高さと、SUVならではの周辺の状況が見やすさが相まって安心して運転することができていました。助手席で会話するのも、静粛性が高いので快適でした。

 価格としては、346万7200~361万7900円とノーマルに比べて60万円くらい高いですが、製品の完成度から考えると、それでも妥当だと感じました!

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