名車中の名車といわれる510型ブルーバード1600SSS。1970 年の第18 回東アフリカ・サファリラリーにおいて、国産車初の3冠を達成。昭和の名優・石原裕次郎さん主演の映画「栄光への5000 キロ」で使用されることにもなった
1980年春に910ブルーバードに投入されたZ18ET型ターボエンジンを積む1800ターボSSSは510SSSの再来といわれた。1981年にはブルーバード初の4ドアハードトップを加えるなど、スポーティ方向に振り、コロナとの差を広げている
サバンナRX-7アンフィニは前/後期あわせて計4回限定販売され、追加販売されるほど人気モデルとなった。たった1文字の「∞」マークだが、これだけで特別なグレードであることが判別できるほどインパクトがある
「アルティマ」のグレード名は、レパードの他、セドリック/グロリア(Y33型)のグランツーリスモ系グレードの最上級グレードとしても採用された
日本国内で販売されていた日産車のなかでも採用された例が少ないにも関わらず「アルティマ」の地名度は高い
1980年代、自宅のマイカーがセドリック/グロリアというと「誰もが認めるお金持ち」だったように思う
「VIP」という、たった3文字のエンブレムだが、周囲に対して最上級グレードであることをアピールする。オーナーは優越感に浸っていたに違いない
AE86型スプリンタートレノ1600GT-APEXブラックリミテッド
ラグレイトエクスクルーシブ。最上級グレードにだけこのエンブレムがおごられる
「エクスクルーシブ」というとホンダ色の強いグレード名だ。レジェンドをはじめ、インサイト、ラグレイト、USアコードクーペの最上級グレードに用いられた
「Exceed」の前にわずか5文字の「Super」がつくだけで、オーナーにとっては自慢だっただろう
「スーパーエクシード」のグレード名を冠したモデルを挙げると、パジェロ、デボネア、ギャラン フォルティス、デリカ スペースギア、エテルナなどがある
1987年10月に登場したミラージュにはクラストップの145ps/21.0kgmを発生する1.6Lターボを搭載するサイボーグ16V-Tをラインナップ。さらにユニークだったのは、この時代、ミラージュにはスイフト/サイボーグ/ファビオ/サイビクス(XYVYX)という4つのグレードを用意していた
「卓越しているさま」などの意味を持つプロミネント。カムリにV6エンジンを搭載したモデルだが、控えめなデザインも魅力的だ
ツアラーといえばチェイサーツアラーVを思い出す人が多いだろう
最終モデルでも20年前のクルマだが、いまでも高い人気を誇るチェイサーツアラーV
レガシィツーリングワゴンと比較して地味な印象のアベニールサリュー。CMでこのクルマを印象づけた松嶋菜々子と、制作陣の貢献度は大きいといえる
「Salut」はフランス語で、和訳すると「やぁ」「じゃあね」などの意味がある
懐かしのマーチキャンバストップ。オプションでサンルーフを選ぶ人が減っているといわれている昨今、キャンバストップ設定車が少ないのも致し方ないのか…
日本フォードが販売したフェスティバキャンバストップ
フィットのボディを見渡すとグレード名のエンブレムが見当たらない。FITとe:HEV搭載車であればe:HEVだけ。グレード名自体はベーシック、ホーム、ネス、クロスター(写真)と、記号だけのグレード名が多いほかの車種に比べると、キャラがわかりやすい