国立駅を降りて5分ほど歩くと、突然昔懐かしい顔立ちの新幹線車両が現れる。一見すると0系のようにも見えるが、951系試験車という車両だ
951系試験車。真横から見ると0系よりも若干面長でシャープな顔立ちだ。0系の後継車両の開発など、各種試験に使われたというドラマを持つ
2000年までロマンスカーとして活躍した小田急3100形電車。JR新宿駅のホームからもガラス越しにこの勇姿を眺めることができた
開成駅前に静態保存されている小田急3100形電車。後方のマンションの住人は毎日窓からロマンスカーを眺められるのだ
物言わぬ車両は今も『はこね』の方向幕を表示している。後輩である現役のロマンスカーたちが、彼の後を継いで箱根への旅を続けている
車内に入れるよう設備も整っている。と同時に、この車両はもうレールの上を走ることがないと感じさせる少し物悲しい姿でもある
都内飛鳥山公園に展示されている、蒸気機関車の代名詞とも言えるD51蒸気機関車。近くで見ると『鉄の塊』感に圧倒される
動かない鉄道車両というのは力強さと寂しさを同時に感じさせる。この車両が蒸気と煙を吐きながら、日本を駆け巡っていた時代が確かにあったのだ