現行ラインナップで唯一、空冷直列4気筒を積むホンダのCB1100シリーズが生産終了することになった。CB1100は写真の初代から10年以上も支持されてきたがついにファイナルエディションが発表へ
9月3日にSNSで予告されたCB1100EX/RSファイナルエディションの画像
写真現行のCB1100シリーズは2017年に登場した。平成28年排ガス規制をクリアし、次の平成32年規制も技術的にはクリア可能と開発者は答えていた
EXはクラシカルさを強調した前後18インチのアルミリムスポークホイールや、バフ掛けトップブリッジ&エンジンカバーなどが特徴だ。写真は現行型のキャンディクロモスフィアレッド
写真は、台湾で先行して発表されたRSファイナルエディションの「消光單寧藍」ツヤ消しブルー。日本でも同様のカラーリングで発売されそうだ
CB1100のスタンダード(国内仕様 税抜124万円)。発売中の現行型でラストとなり、既に生産は終了している
CB750フォアと同じホイールサイズで4本出しマフラーなどイメージを踏襲したコンセプトモデル「CBフォア」。1999年当時は市販されないものと思われた
2007年に出品された「CB1100F」。排気量は1140ccと発表され後の市販版CB1100の排気量を予告しているが展示車は900ccだったという。展示に至るまでに紆余曲折があったのだろう
北米でCB1100が発売された時に公開されたスケッチは、後にデザイン部門のトップとなった小濱光可氏の手によるもの。「美・匠・楽」の追求はCB1100に受け継がれた
スケッチからDOHCを偏愛する様子が見て取れる。中にはCB1100Rコンセプト(写真はギャラリーへ)のエンジンと思われるものもあり、本気で空冷直列4気筒DOHC開発していたのが分かる
ホンダの名を世界に知らしめたCB750フォア。空冷SOHC2バルブ並列4気筒 736ccを搭載し、67psを発生した
CB900Fは、DOHC4バルブの901.8cc空冷直4を積み、95psを発生(写真は国内向けのCB750F)
CB1100R。900Fベースの空冷直4は、ボアを拡大し、901.8→1062ccにスープアップ。初期型の1981年型RBは115ps、'82~'83で120psを誇った。車体も専用ディメンジョンだ
最後の空冷ナナハンCBとして息の長いモデルになったCB750。海外向けのナイトホーク750譲りのDOHC4バルブ747cc空冷直4を搭載し、75psを発生
「大人の所有感を満たすエモーショナル空冷直4ネイキッド」として開発されたCB1100。ドロドロした空冷エンジンの特性を最新技術で強調した。2010~2011年の大型2輪販売台数1位を記録
2014年型で燃費計やギアポジションを追加したメーターも採用した。写真のEXは、各部にメッキパーツを配し、バフ掛けエンジンカバーなども採用
現行型は2017年デビュー。排ガス対応を主眼に、RSとEX(写真)はアルミ製サイドカバーやフランジレスタンクなどクラフトマンシップを感じさせる質感も獲得している
CB1100の空冷直4ユニットは、排気ポートや点火プラグ周辺など高熱になる部分にエンジンオイルを循環。さらにプラグまで吹き抜ける通風孔を設けるなどして、排ガス対策を施していた
2007年の東京モーターショーに出品されたCB1100Rコンセプト。カムカバーに「CB」のロゴが刻印されており、カスタム感が満載。このモデルも市販のウワサがあった
2010年に北米でCB1100が発売された時に公開されたスケッチは、空冷DOHCヘッドの様々なデザインが描かれていた。2007年のCB1100F/Rコンセプトのヘッドにも似ており、当時は新規エンジンを開発していたようだ