長〜い!! 北欧がトレーラーの長大化を加速させる!?
ボルボFH6×2/4トラクタに3軸リンクセミトレーラ、3軸セミトレーラを組み合わせたオランダのLHV。リンクセミトレーラは、セミトレーラの多重連結することを前提としたもので、後部に第5輪(カプラ)を備える。単体でも走行できるよう、ボディをスライドさせる機構などを搭載する場合もある
欧州最大手トレーラメーカーであるドイツのシュミッツ・カーゴブルが2019年に開発したHCT実証実験車両がこの「エコデュオ」だ。既存の3軸カーテンサイダーセミトレーラ2台を、第5輪を備える2軸コンバータドーリで連結するもので、連結全長は31.5mとなっている
スウェーデンでHCT実証実験より前に行なわれた「ETTプロジェクト」の実験車両。ETTとは「En Trave Tii」のイニシャルで、「もうひと仕事」「もうひと山」という意味らしい。現行LHVは、長さ6m程度の伐採木を合計3列積載するが、同車両は連結全長30m、GCW90tで4列を積載可能としている
2012年に開始したDUO2プロジェクトの実験車両「DUOトレーラ」は3軸セミトラクタ+2軸コンバータドーリ+3軸セミトレーラの「Aダブル」と呼ばれる編成で連結全長32m、GCW74tを実現。セミトレーラは既存車を組み合わせており、高い汎用性を誇る
DUOトレーラと通常の3軸セミトレーラを並べたところ。DUO2プロジェクトの試算によると、ユーロパレット200枚を積んで約280kmの距離を運行する場合、通常の3軸セミトレーラでは6セットが必要で、連結全長25.25mのLHVでも4セットが必要だが、DUOトレーラなら3台で輸送でき、CO2排出量も27%削減できるという
フィンランドのHCT実験車両で、3軸セミトラクタ+2軸コンバータドーリ+3軸セミトレーラという編成で連結全長33.78m、GCW75tを実現。ドライバンボディの容積は約220リューベあり、25m級のLHVに対して約35%の容積アップを実現する
2017年に導入されたHCT実験車両で、3軸セミトラクタ+4軸セミトレーラ+2軸コンバータドーリ+3軸セミトレーラという編成で連結全長34m、GCWはなんと100tを実現する。重量級のHCTを導入しているフィンランドでも特に重たいクラスのHCTだ
ボルボFH6×2/4トラクタに3軸リンクセミトレーラ、3軸セミトレーラを組み合わせたオランダのLHV。リンクセミトレーラは、セミトレーラの多重連結することを前提としたもので、後部に第5輪(カプラ)を備える。単体でも走行できるよう、ボディをスライドさせる機構などを搭載する場合もある
欧州最大手トレーラメーカーであるドイツのシュミッツ・カーゴブルが2019年に開発したHCT実証実験車両がこの「エコデュオ」だ。既存の3軸カーテンサイダーセミトレーラ2台を、第5輪を備える2軸コンバータドーリで連結するもので、連結全長は31.5mとなっている
スウェーデンでHCT実証実験より前に行なわれた「ETTプロジェクト」の実験車両。ETTとは「En Trave Tii」のイニシャルで、「もうひと仕事」「もうひと山」という意味らしい。現行LHVは、長さ6m程度の伐採木を合計3列積載するが、同車両は連結全長30m、GCW90tで4列を積載可能としている