最近耳にする、「トナラー」「アケラー」「カリラー」・・「アムラー」以来の流行りを表す言葉かもしれないが、運転マナーに関わるこれらスリー・ラーの増加は困りものだ。その心理と対応方法を探ってみよう
広い駐車場にポツンと止めていたら、いつの間にか隣に1台・・・。いわゆる「トナラー」だ。精神的な安定?自車の目印?とまあトナラーの心理は謎だが、止められた側の心理としては「不気味」「防犯上」等いい気はしない
トナラー対策の「斜め止め」。横に止めようとする際の圧迫感で効果はテキメンのようだ。ただし、白線を超えるような止め方は論外だし、横に駐車しようとするクルマとの接触リスクも上がることも認識しておきたい
「トナラー」の心理的な圧迫の一つに、昨今増加の一途をたどる盗難の恐れも感じているのではないか?駐車場等で注意すべきは車上荒らし。ほんの少しの時間でも車内に貴重品を置かないようにすることも自衛策にはなる
「アケラー」とはむやみやたらに車間を開ける運転者のこと。車間を開けることが安全だと思う気持ちは分かるが、それが流れを止めるようでは考え物だ。車間に限らず、進路変更などスムーズな運転操作を心がけるべきだ
今後の新車には運転支援システムが標準装備となる車両がますます増加するだろう。高速道路などでは積極的な使用が、事故だけでなく渋滞防止などにもつながることの周知徹底が必要だろう
コロナ禍は思わぬ「カリラー」の増加につながった。既にマイカー時代からカーシェアの時代への移行期に入ってきたのかもしれない。運転の技量やマナーも多様化すると考えられ、ますます安全デバイスの重要性が増すと考えられる
レンタカーを示す「わ」ナンバー。最近はカーシェア等の利用者が増える中、「わ」ナンバーだけでは借り物か否かはわからなくなってきており、走行中の挙動を見た上での判断が必要になってきた
レンタカーを示す「わ」ナンバー。最近はカーシェア等の利用者が増える中、「わ」ナンバーだけでは借り物か否かはわからなくなってきており、走行中の挙動を見た上での判断が必要になってきた