トヨタ ミライ(MIRAI)。水素と酸素を利用して発電を行い、その電力で走行する。従来のガソリンエンジンとまったく異なる方式はまさに未来の自動車と言える
冠をもじった車名を持つトヨタ カムリ。写真は現行型10代目だが、初代の登場は1980年。当初はセリカのセダンモデルであり、セリカ カムリと呼ばれていた
少量生産ながら、個性的なクルマをラインナップする光岡自動車のリューギ。その車名は日本語の「流儀」が由来。過去にはオロチ(大蛇)というクルマもあった
「みやびで趣のあること」を意味する「風雅」が車名になった日産 フーガ。意味は変わるが、海外の人にも馴染みのある響きを持たせたネーミングはさすがだ
三菱のekクロス スポーツ。ekワゴンと兄弟車のクロスオーバーモデルで、日産のデイズともプラットフォームを共用している。まさか車名がダジャレとは……
メルセデス・ベンツの「メルセデス」は女性の名前。創業者や設計者ではなく、ディーラーが愛娘の名前をつけたというのがユニーク。現在ではメジャーな名称に
1960年に販売が開始された日産 セドリック。写真は1961年のセドリックカスタムだ。車名の由来になった児童小説の小公子は日本でも人気の作品だった
フェラーリ創業者のエンツォ・フェラーリの名を冠した、そのものズバリのエンツォ・フェラーリ。フェラーリ創業55年となる2002年に販売されたモデルだ
父の跡を継ぐため設計者としてフェラーリに入社したが、24歳の若さで病没したアルフレード・フェラーリの愛称「ディーノ」を車名にしたディーノ(1967年~)
1966年に生産が開始されたランボルギーニ ミウラ。マルチェロ・ガンディーニの手による流麗なスタイルは、発売から50年以上が経過した現在でも色褪せない
ギリシャ神話に登場する「両腕と頭で天球を支える巨躯の神」アトラスの名称が与えられた日産製トラックのアトラス。トラックならではの力強さを象徴している
シルビアもまたギリシャ神話に登場する美しい女性の名前。日産のシルビア、特に後期のモデルはその名にふさわしい流れるようなボディフォルムが魅力だった
日本国内名のヴィッツから、世界統一名称に変更されたトヨタ ヤリス。ギリシャ神話の気品溢れる神カリス(Caris)にダイナミックな音の「ヤ」を組み合わせたもの
北欧神話の英雄神と同じ名前のダイハツ トール。英語の「Tall」も車名の意味に含まれるが、英文字表記は神様にちなんだ「Thor」が採用された
日本国内ではセリカXXの名称でお馴染みだったトヨタ スープラ(写真は2代目モデル)。1986年発売の3代目からは日本でもスープラの名称で販売された
2021年まで生産され、三菱のフラグシップモデルの一台でもあったパジェロ。車名は英語だったが、スペイン語になると意味が変わってしまうという問題があった
走りの良さでも定評のあるスズキ スイフト。コンパクトハッチのなかでは速いモデルだが、英語を母国語にする人は、その車名に少々違和感を覚えることも……