橋本洋平氏の母のR34スカイラインは1998年製の4ドアセダン、GTターボ4AT。走行距離は8万8000kmほどだ
ネオチューンは複筒式のダンパーを採用するモデルなら、ほとんどのクルマに施工できる。オイルだけのチューニングなので、ダンパー自体はノーマルのままだ
ネオチューンは特殊なオイルのブレンドによって、エクストラコンフォートからハードⅢまで10種類の乗り味が選べる。いずれもダンパーが圧縮された時に粘りのある乗り心地が出る点が大きな特長だ
ネオチューンが施工されたハイエースに乗って、その乗り味の変化に驚いた。荷物を積んだ時はさらに違いが顕著なはず
施工後のR34スカイラインの走りは、例えるならプレミアムタイヤに変えた時のような高級感が感じられたが、母も同意見なのにはこちらも驚いた。今回の加工工賃は3万4000円(税抜、脱着工賃別)とリーズナブル
今回取材に伺った丸徳商会の本社敷地内にあるMT+STYLE(エムティプラススタイル)は、さまざまな相談に乗ってくれるサテライトショップ。ネオチューン施工の相談のほかカー用品の販売も行っている。また6月5日ハイエースを使ったスカベン・ラリー「エムティプラス スタイルツーリングラリー」を開催予定。ネオチューン施工済みのハイエースもやって来るから、相談できるチャンスだ!
今回乗り味を決める際には専門スタッフに乗ってもらい、改善ポイントを相談しながらスーパーコンフォートに決定した
00(粘度弱)から50(粘度強)まで5つの専用オイルが用意され、通常このうちの2つをブレンドし、好みの乗り味を作っていく
純正ショックにドリルで穴を開け、タップを切る作業から始まる。適正な深さがあり、慣れが必要だ
オイルのブレンドは手作業。通常オイルは混ざらないが、ネオチューンの特殊なオイルはよく混ざることが、最大の特徴であり秘密だ
純正のオイルの排出は特別な工具を使い、ショックを伸び縮みさせ、落としていく作業になる
これが純正ショックの交換前のオイル。思ったよりも汚れていないように見えるが、クルマによっては真っ黒に近いものもあるそうだ
オイルを抜いた穴は特殊なセメントとシーリング材を使ってしっかりと埋められ、ステッカーが貼られて完成
R34スカイラインは前後マルチリンクだが、リアのダンパーを外すにはリアシートを下す必要があり、ひと苦労だった
RB25DETエンジンは好調だ。直6、2.5ℓDOHCターボは最高出力280㎰/6400rpm、最大トルク34.0kgm/3200rpmを発生