【初代W460型】1979年に誕生。実はベンツオリジナル車両ではなく、オーストリアのシュタイア・プフ社との共同開発車だった
【ボディバリエーションは3種類】ショート・ロング・キャンバストップの3種類が用意。エンジンは直4の2.3Lガソリンと直5の 3Lディーゼルエンジンが搭載された。ミッションは4速AT
【ローマ教皇の専用車】「パパモビル」と呼ばれるカトリック教会ローマ教皇専用車に長らくGクラスの改装車が使用されている
【2代目はW463型】1990年に登場。外観的にはあまり変わりはないが、機構的にはフルタイム4WDが採用されたことがトピック。エンジンは当初直6、3Lクラスだったが、AMGが開発に参画したことでのちに V8エンジンが搭載された
【W463型で内装も豪華に】実用一辺倒だったW460型に対し、W463型は乗用車的な要素も入れて質感を向上させた
【6輪車……】2014年登場の「G63AMG 6x6」はその名のとおり、6輪駆動車だ。オーストラリア軍などに納入されていた軍用車用の技術を転用したものだ。日本には6台の生産枠が割り当てられたそうだ
【限定車らしく】G63AMG6x6の内装はGクラス最高に豪華に仕立てられた(当時)。リアシートも独立式の4座にされ、リアエンターテイメントシステムも装備された
【パパモビルもW463型に】途中他社のクルマを挟みつつ、2008年以降は再びGクラスが返り咲いた
【新型開発にあたり】あくまでもイメージだが、W460型の基本に立ち返るべく「そもそもGクラスとは」を考えてみた? イラスト
【新型もW463型を名乗ります】2018年にほぼフルモデルチェンジに近い改良を受ける。しかし、W463型を踏襲する。そういえば、日産のフェアレディZも今年フルモデルチェンジするが、型式はZ34のまま。名車は型式も踏襲するのか!?
【W463型のままですので……】ここから先は敢えて「新型」と表現します。スタイルもやや丸みを帯びたものの、基本的に構成は新旧変わらず。生産も旧型同様オーストリアのマグナ・シュタイア社。GRスープラと同じ工場で生産される
【新型の特徴:1】軽量化である。超高張力スチールやアルミを採用することで高剛性化を達成!!
【新型の特徴:2】新型はATの多段化も実施。全タイプとも9速ATを採用した
【新型の特徴:3】インパネは最新のメルセデスのトレンドであるフル液晶画面だ。メカニカルなメーターが似合う気もするが、このGクラスにも電動化の波が押し寄せている今、この変化にはついていくしかないのだろう
【Gクラスならではの装備】センタークラスタの目立つ場所にデフロックスイッチが存在する。3つスイッチが存在するのはフロント/センター/リアにそれぞれデフが存在し、各々ロックが可能なため。悪路走破性を極限まで高めている
【パワーは強烈】エンジンは直6、3LのディーゼルとV8、4Lの2種類だ。写真のAMGとなると585ps/85Nmと強烈だ。ただ世の中にはさらに上を行くタイプもあるのだ
【ブラバス】写真は「ロケットエディション」と呼ばれるブラバスのチューンドカー。ノーマルのGでも充分強烈なのだが、その上を行く
【そのパワーたるや……】なんと900ps!! 面白いことにWLTC燃費も記載があり、市街地:17.1L/100km、高速:12.4L/100km、郊外:14.4L/100kmである。間違ってはいけないのは燃料消費率であるので、数値が大きいほどガス喰いであることがわかる
【世界に1つだけの……】Gクラスを紹介しておこう(本文続き)。スケートボードメーカーとのコラボでAMG63をベースに設定された限定車だ。リアドアを中心になにか描かれているが……
【これは……】両サイドに疾走する白馬が描かれていた! Gクラスに白馬とは意外なコラボである
【リアドアを開けると】足元に今回のコラボ先である「PALACE SKATEBORADS」のロゴが地面に投影されるライト付きだ。なお、この車両を購入するには事前登録のほか、オークションで落札する必要があった(すでに受付終了)