2023年型の海外仕様で追加された上級版のZX-25RR。ショーワ製SFF-BPフロントフォークにプリロード調整機能を与え、リヤにはZX-10Rも採用するBFRC-liteを新採用した。標準版とともにマフラーが大型に
海外で登場した2023年型ZX-25R/ZX-25RRは、従来のアナログ式タコ+液晶スピードメーターに代わり、4.3インチTFT カラー液晶を採用。スマホとの無線接続も可能だ。ZX-4Rのメーターも同様だろう
400RRは、ZX-25Rのようなショートマフラーと湾曲スイングアームを採用。やはりカワサキを意識した造りこみのようだ。フロントブレーキディスク径は300mm
400RRは、ZX-25Rにもない可変式ピボットを採用。軸間距離は1380±10mmとしている。スイングアームはエンジンもマウントしたセミピボットレス構造の凝った設計だ
400RRの車体カラーはレッドのほか、ブラックもある。足着きは身長165cmで、ギリギリ爪先が着く程度。シート高795mmはZX-25Rよりも10mm高い。※写真提供:Webike
400RRはウイングレットを獲得。ZX-25Rは非装備で、ZX-4Rも同様だろう
400RRのカラーTFTメーターは、KTMなどと同様のボッシュ製か。レッドゾーンが最高出力発生回転数より低い1万1000rpm以降となっているが、パワーモードで回転制限を設定していると思われる
3段階調整式のトラクションコントロールも装備。左手元のスイッチで各種パラメーターを調整できる。フロントフォークに調整機構はなし
400RRのエンジン。ZX-25Rとは逆の左サイドカムチェーンが特徴。シリンダー前傾角は少ない
ZX-25Rのエンジン。主要3軸が水平配置というオーソドックスな構成だが、非常にコンパクトだ。元々400ccを想定していたと言われ、エンジン、車体とも400cc版への備えは万全だった?
KOVEジャパンでは、ダカールマシンの公道走行仕様を日本で販売。52psのパワーと車重145kg(ガソリン含まず)の軽さが魅力だ。今年初秋に128万円で販売予定という。400RRが入荷するとなれば、それ以降か