2023年6月、トヨタ東富士研究所でメディア向けに実施された先行技術説明会。最も注目を集めたのは、トヨタの社内カンパニー「BEVファクトリー」の生産計画。2030年までにBEVを5車種発売し、世界合計170万台を販売する計画
他の製造業に比べてトヨタが優れていたのは、工場での生産技術を含めた「工程」のスマートさ(トヨタ生産方式の優位性)にあった。しかしBEVは「それ」を根本的に見直す必要がある。だからこそBEVファクトリーは真っ先に「それを、やる」と公言
先行技術説明会で公開された、トヨタの電動ユニットの進化。開発と量産の最適化を繰り返し、コストもサイズも劇的に小さくなっていることがよくわかる
トヨタが社内に新設したワンチームの組織「BEVファクトリー」の代表・加藤武郎プレジデント。BEVを効率的に開発・生産するための組織。加藤氏が「やりきれるかどうか」に、トヨタの、日本の製造業の浮沈がかかっている。応援します