今回、水野和敏さんがぶった斬るのはトヨタ クラウン(左)とBMW X4(右)
X4はMモデルということもあって、ちょっとやりすぎかというほどハードでシャープな操縦性。クラウンは前後のバランスに優れた素直なハンドリング
クラウンは「変わるべくして変わった」と水野さんは言う。さらに言えば、変わらなくては生き残れないということで、その変化は当然の帰結で、それは高く評価する、と
ファストバッククーペのようなリアセクションのプロポーションを作り出したクラウン。空力的にはけっして有利ではない
クラウンのトランクはリッドを閉めた際にアームが大きく内部に張り出す構造。これはユーザーに不便を強いる
最低地上高を145mmと高めたことで前後席ともにヒップポイントは高まったが、ホイールハウスが乗降時に邪魔をしてしまい、スムーズではない
X4の後席は、ドアの足元開口部が狭く、足の通過性に難がある。ベースとなった3シリーズセダンでも指摘した弱点だ
ドライビング開始。クラウンのよく動くリアサスに「これはよくできた足回りです」と水野さん
クラウンとは対照的に、フロントを自由に動かし、リアをガッチリ固めて動きを抑え込むことでバランスをとっているBMW X4。直6ターボの吸気音と吹け上がりが心地よい
トヨタ クラウンクロスオーバーの水野氏の採点は89点
トヨタ クラウンクロスオーバー Gアドバンスド レザーパッケージ
トヨタ クラウンクロスオーバー Gアドバンスド レザーパッケージ
トヨタ クラウンクロスオーバー Gアドバンスド レザーパッケージ
トヨタ クラウンクロスオーバー Gアドバンスド レザーパッケージ
トヨタ クラウンクロスオーバー Gアドバンスド レザーパッケージ
トヨタ クラウンクロスオーバー Gアドバンスド レザーパッケージ
クラウンのタイヤは比較的ハイトのある21インチで、ECO性能を重視したチューニングでややソフトな構造
BMW X4 Mの水野氏の採点は92点
BMW X4 Mコンペティション
BMW X4 Mコンペティション
BMW X4 Mコンペティション
BMW X4 Mコンペティション
BMW X4 Mコンペティション
BMW X4 Mコンペティション
X4のサスペンションはキャスター角を7度程度と大きくしたいわゆるハイキャスターのジオメトリーを採用する