ザガート伝統の手法であるダブルバブルルーフ形状をはじめ、デリケートかつ緻密な美しさが表現された外装によって、どこから見てもそれとわかる圧倒的な存在感を主張
外装はボディパネルを手作業で加工して組み付けるという、カロッツェリアの伝統に沿った方法で製作される。ボンネットフードと前後バンパーはカーボンファイバー製だ
ベース車の内装に本皮やウォールナットを貼り付けたように思えるが、ステアリングやシフトノブ、各種スイッチ以外はすべてステルビオ専用にあつらえられている
車内はザガートの手によって仕上げられた。フロントシートの表皮にはイタリア製の最高級本皮が採用され、高級グラントツーリングに相応しいものとなっている
3LV6ツインカムターボエンジンは、オーテックの手によってバランス取りが行われ、吸排気系やターボチューンによって最高出力290ps(取扱説明書には280psと表記)、最大トルク41.0kg-mまで高められた
ステルビオをベースにしたレアな兄弟車「ガビア」は、ザガートのレース部門である「スクーデリア・ザガート」の30周年記念車として発売された。外装はプレーンな曲線と直線で構成され、フェンダーミラーは普通のドアミラーに変更されていた