GT-Rにプレリュード…なぜモビリティショーがスポーツカー祭に!? 今だからこそ派手にいこうぜ!! 自動車業界の勢いの証拠か

GT-Rにプレリュード…なぜモビリティショーがスポーツカー祭に!? 今だからこそ派手にいこうぜ!! 自動車業界の勢いの証拠か

 10月25日から開幕した、ジャパンモビリティショー。東京モーターショーから、自動車という枠を超えたモビリティショーへ発展した今回のショーだったが蓋を開けてみれば、まさかの新型スポーツカーが目白押し! これからジャパンモビリティショーに行く方は見逃すな!

文/ベストカーWeb編集部、写真/森山良雄、池ノ平昌信、平野陽、ベストカーWeb編集部

■そろそろ次期GT-Rが出てもいいはずと持っていたがサプライズで登場

これが次期GT-Rになるのか?
これが次期GT-Rになるのか?

 日産の電動化を象徴するサプライズカーとして登場した「NISSAN HYPER FORCE(日産ハイパーフォース)」。全固体電池を積み、出力1000kW(約1360ps)を発揮する4WDフルエレクトリックスポーツだ。

 丸テールにグリルのGT-Rバッジらしきエンブレムなどどう考えても2030年前後に登場するといわれる次世代GT-Rのプロトタイプにしか見えない。ボディサイドには「ASSB E-4ORCE」というデカールもあった。

伝統の丸テールやGT-Rのロゴもあった
伝統の丸テールやGT-Rのロゴもあった

 エクステリアデザインは、厚木、ロンドン、サンディエゴ、サンパウロ、上海の5拠点にある日産のデザインセンターによるデザインコンペによって生まれたという。キャビンあたりのデザインは2015年、2020年のビジョングランツーリスモと共通性がある。

 コクピットのデザインはグランツーリスモシリーズでおなじみのポリフォニーデジタルとのコラボということだが、かつてのスーパーシルエットR30を思わせるフロント回りやリアフェンダー、シザーズドア、可変式リアウイングなど、ガンダムチックだが目の当たりにするとその迫力に圧倒される。

 BピラーあたりのウインドウはR35型GT-Rを感じさせるし、伝統の丸四灯テールを残しているあたりはツボを押さえている。

 このハイパーフォースが次期R36GT-Rへ発展するとは現段階ではまだわからないが、全個体電池の4WDフルエレクトリックスポーツカーになるという方向性がわかっただけでもよかった。

■これがBEVの次期GR86か?

これがBEVのGR86後継車になるのか?
これがBEVのGR86後継車になるのか?

 トヨタが今回発表したBEVスポーツカーのFT-Se。FTという名は、トヨタ86が市販される前に付けられていたコンセプトカーの呼称。では先代86の時のように、BEVの新型86として発売される可能性も大いに期待できる。

 開発者に聞いてみるとこのFT-SeはGRカンパニーが提案したものだが、GR86の後継車として製作したわけではないという。しかし、GR86、もしくは新型MR2(FT-Seはミドシップではないが)、はたまた新型セリカか? とワクワクする。

 主なコンポーネントを同時発表された4WDのSUV、FT-3eと共有し、床下に薄くて軽いバッテリーを積むことで操縦安定性や空力性能をさらに追求。ソフトウェアアップデートにより、ドライバーとともに育っていくクルマを目指すという。

 エクステリアデザインは、フェンダーが張り出したワイド&ローのプロポーションに加え、先進的なワンフォームシルエットの採用により、空気抵抗を低減したとしている。

 インテリアは直感的な操作を可能とする次世代コクピットを採用し、運転への一層の没入感を提供。インパネ上部を低く構えることで、高い視認性を確保したという。走行時のG(重力加速度)から身体を保持するために、新意匠のニーパッドを採用した。

すぐにでもモータースポーツで活躍できそうだ
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