プロパイロット1.0と2.0をラインナップ
装備では運転支援機能が注目される。プロパイロット1.0と、スカイラインが採用した手離し運転も可能なプロパイロット2.0の2種類を用意する。
アリアでは準天頂衛生システムからの高精度測位情報を受信して、自車位置を従来以上に正確に把握することも可能になった。
先進のコネクテッド技術も満載
内装も先進的だ。インパネには左右2つの大型液晶パネルが備わり、多彩な情報を表示する。左側の画面に表示しているカーナビの地図情報を、スワイプ操作で右側(ステアリングホイールの奥側)の液晶パネルに移動させることも可能だ。
通信機能も備わり、スマートフォンで離れた場所から目的地を設定したり、ドアロックなどの確認をすることもできる。
電気自動車の使い勝手も改善された。カーナビに目的地までのルートを設定すると、電力消費量も計算され、充電の必要がある時には充電器の設置されたサービスエリアなどを案内してくれる。ルート案内に充電も含めたわけだ。
内装はインパネにステッチを入れるなど、各部を上質に仕上げた。木目調パネルの使い方はシンプルで、リラックスできる雰囲気を感じる。
居住空間は広く、後席の足元空間にも余裕がある。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシ2つ半から3つ程度の空間を確保した。ホイールベースが長く、有効室内長を長くできたためだ。
リーフと大差ない500万円程度からの価格設定が魅力
価格の詳細は未定だが、2WDに65kWhのリチウムイオン電池を搭載する仕様は、500万円少々になるという。
リーフに62kWhを搭載したe+Gが499万8400円だから、新しいプラットフォームを採用して走行安定性、乗り心地、居住性などを引き上げたことも考えれば割安だろう。
内外装の違いは、タイヤに19インチと20インチの2種類があり、4WDではオーナメントが付く程度だ。
前述の情報表示機能も、全車に標準装着されている。内外装を見ただけではグレードの違いがわかりにくく、2WDの65kWh仕様でも高い満足感を得やすい。
最上級の4WDに90kWhのリチウムイオン電池を搭載したグレードは、35万円相当のプロパイロット2.0も含めて、車両価格が700万~750万円になると予想。
上級グレードはこのほかにも複数の快適装備を加えるから、アリアの価格帯は、500万円少々から800万円ということになるだろう。
いよいよ日産の新しいイメージリーダーカーが誕生する。「技術の日産」にも相応しく、日産が元気を取り戻す上でも大切な役割を果たすだろう。
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