2020年9月4日にカタログモデルが発売され1ヶ月が過ぎたトヨタ GRヤリス。
「“トヨタのスポーツカー”を取り戻したいという想いのもと、“モータースポーツ用の車両を市販化する”という逆転の発想で開発した」。その意味で“トヨタ自動車初”と銘打たれ送り出されたこのモデル。
ここでは正直イマイチ分かりにくい4つのグレードの区別に注力しながら、あらためてGRヤリスの魅力を掘り下げてご紹介していきたい。
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※本稿は2020年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:TOYOTA
初出:『ベストカー』 2020年10月10日号
■カタログモデルは全4種
Webで先行予約を受け付けていた“ファーストエディション”は6月30日で受注を終了。
今後はRZハイパフォーマンス(456万円)、RZ(396万円)、RC(330万円)、RS(265万円)の4グレードがカタログモデルとして販売されることとなる。
『RZハイパフォーマンス』には冷却スプレー付き空冷インタークーラーや前後トルセンLSD、18インチBBSアルミ&ミシュランパイロットスポーツ4タイヤなどが標準装備となる。
■各モデルの特長
●「RZ」……卓越した走行安定性、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転数の伸びを体感できる高出力モデル
・新開発の小型軽量ハイパワー1.6L直列3気筒直噴ターボエンジン。
・多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”。
・6速マニュアルトランスミッションに“iMT”を採用。
・BBS製 鍛造アルミホイール(High performanceに設定)。
・ミシュラン製 Pilot Sport 4S ラジアルタイヤ(High performanceに設定)
・前後トルセンLSD(High performanceに設定)。
●「RC」 競技ベース用モデル
・「RZ」と同様の1.6L直列3気筒直噴ターボエンジン、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”、6速マニュアルトランスミッションに“iMT”を採用。
・走りに必要なモノ以外を極力排除した軽量モデル(DAレスなど)。
●「RS」……GRの研ぎ澄まされた走りを気軽に楽しめるモデル
・1.5L直列3気筒ダイナミックフォースエンジン。
・発進用ギヤを追加し低速から高速域まで力強くダイレクトな走りを実現するDirect Shift-CVT。
・マニュアル感覚の操作が楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフト。
■最高出力272ps、最大トルク37.7kgm(RZ RC)!! パワーユニットを比較!!!
RSのみ直3、1.5L NAエンジン+ダイレクトシフトCVT(10速マニュアルモード付)のFFで、それ以外はすべて272ps/37.7kgmを発揮する直3、1.6Lターボエンジンに多板クラッチによる前後可変トルク配分式4WD(GR-FOUR)の組み合わせ。
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