日本再上陸のオペルから売れ筋の小型な新型SUVが発表! 果たして日本市場の目玉車種として販売はあるのか?
2020年2月、日本再上陸を表明したドイツの「オペル」。現時点では、コンパクトハッチ「コルサ」を始め、3車種の導入を予告している。
そのオペルの最新型車として先月にワールドプレミアされたのが、コンパクトSUV「MOKKA(モッカ)」だ。
オペルの往年の名車がモチーフとなっているデザインほか、メカニズムや装備などの基本情報に加え、日本上陸の可能性まで、最新情報をお届けしよう。
文:大音安弘、写真:Opel
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新型モッカはプジョー&シトロエンと基本骨格を共用
ドイツの自動車メーカー「オペル」は、2020年9月22日、コンパクトSUV「MOKKA(モッカ)/MOKKA-e(モッカ イー)」の世界初披露をオンラインで行った。
オペルといえば、日本でもキムタクのドラマで使用されたコンパクトカー「ヴィータ」が人気となったこともあるが、2006年に日本市場から完全撤退していた。
ところが、プジョーやシトロエン、DSのグループPSA傘下に収まったことで、そのネットワークを活用し、新市場へ再び調整を挑む。そのなかに日本も含まれており、2021年の再上陸を目指している。
モッカは、オペルの新しい都市型コンパクトクロスオーバーとして2012年に発表された比較的新しい車種で、新型はその第2世代となる。
デザインのベースは、コンセプトカー「オペルGT Xエクスペリメンタル」で、見比べてみると、そのキャラクターを色濃く反映していることが分かる。
新型のプラットフォームは、オペル製ではなく、プジョーやシトロエンなどの最新小型車に使用される「CMP」をベースとなるのも特徴だ。
つまり、日本に導入済みのプジョー2008やDS 3クロスバックと基本的な部分を多く共有しているわけだ。
ボディサイズは、全長4151mm×全幅1791mm×1531mm、ホイールベース2557mmとなっており、DS3クロスバックと比べると、全長が30mm長くなるものの、全高と全幅、ホイールベースはほぼ同等なので、サイズ感も近い。 (※モッカはエンジン車の本国値)
しかし、デザインは、独自路線を貫く。モッカのスタイリングは、若々しくエネルギッシュなもの。力強くシャープな前後マスクやアスリートのような筋肉質を想像させるボディラインなどが与えられ、その色使いもスポーツウェアを連想させる。
まさにオペルの新しい新デザイン哲学“Bold and Pure”(力強く大胆、そして純粋)を体現したものなのだ。
もうひとつエクステリアの特徴となるのが、オペル市販車初となる新ブランドフェイス「OPEL VIZOR」によるマスクデザインだ。
これはオペルの名車「初代マンタ」にフロントマスクデザインからインスピレーションを受けたものだという。ブラック仕上げとなる点は共通だが、グリルをアクリルパネルで仕上げられるなど、モダンなアプローチが試みられている。
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