市販モデルはどうなるのか? 価格は500万円台!?
気になるサイズや性能などのスペックは現時点では一切非公表。その開発コンセプトは「Activity Hub」とし、家族や友人と過ごすときやコミュニケーションを図る時の「絆」の役割を果たすとする。
そこから、ロングドライブやSUVに求められる高い走破性、快適な移動空間が実現されていることが伺える。メカニズムについては、トヨタとSUBARUが共同開発した「e-TNGA」EV専用プラットフォームを採用。
さらに駆動システムには、スバルと共同開発した新AWDシステムが搭載されるのも大きな特徴だ。先にレクサスで発表された「LF-Zエレクトリファイド」までの高性能車ではないだろうが、いろいろと想像を刺激する高い基本性能を備えていそうだ。また環境性能の向上を狙い、回生エネルギーの活用に加え、停車中の充電可能とするソーラー充電システムも用意されるようだ。
ボディサイズは、現在、販売されているレクサスUX300e/C-HR EVの上、CセグメントのRAV4クラスと予想される。このクラスのライバルといえば、2021年6月に発売予定の日産アリア。アリアのボディサイズは全長4595×全幅1850×全高1655mmとされ、既存のSUVならマツダCX-5の全長4545×全幅1840×全高1690mmに近い。
日産アリアはEV専用AWDシステム「e-4ORCE」を開発し、65kWh仕様の2WDは160kW(217ps)/300Nm(30.6kgm)、もっともハイパワーな90kWh仕様の4WDは290kW(394ps)/600Nm(61.2kgm)を用意する。
日産アリアの価格は500万円台とされるが、2022年年央に発売予定のトヨタbZ4Xも同じくらいの価格になるのではないかと思われる。
スバル車のEVはどうなるのか?
もちろん、スバルもEV専用のプラットフォームの共同開発に加え、そのプラットフォームを活用したCセグメントSUVの計画を2019年6月に公表しており、2020年1月に開催した「スバル技術ミーティング」では、デザインスタディのモックアップモデルをサプライズ披露している。
トヨタ版とスバル版がどの程度、差別化が図られるのは現時点では不明だが、スバルのEVコンセプトはスバルの六連星をイメージしたヘキサゴングリルが特徴。しかし、絞り込んだボディサイドのフォルムと強調されたホイールハウスに、デザインの共通点を見出せる。両社のカラーがどのように反映されるのかも楽しみだ。
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