トヨタ 新型クラウン RSグレード試乗で体感した乗り味が強烈すぎた!

【番外コラム】新型クラウン ココにも注目!

●乗降性のよさがクラウンクロスオーバーの魅力

 最低地上高145mmのクラウンクロスオーバーは前席の座面高が630mm、後席座面高が610mmと、一般的なセダンに対し20mm程度高いのが特徴的。

 乗車時に身をかがめることなくスッとお尻がシートに滑り込むので腰に負担がかからない。

 後席はラウンドしたルーフ後端がやや乗り降り時に気を遣うが、座ってしまえば頭上、膝前ともに広さに不満はない。

最低地上高が145mmと高いクロスオーバーだから、シート座面が高く、乗降性がいいのが嬉しい
最低地上高が145mmと高いクロスオーバーだから、シート座面が高く、乗降性がいいのが嬉しい

●4輪操舵は全モデル標準装備

 後輪を操舵する「DRS」は新型クラウンクロスオーバー全モデルに標準装備。車庫入れなどの低速時は逆位相に動き、最小回転半径は5.4mと小さい。

 中速から高速にかけて、逆位相~同位相を状況に応じて適切に制御することでシャープな操舵レスポンスと高いスタビリティを両立させる。

 絶妙なのは、実際の試乗でもDRSの存在を意識させない自然な動きをしながら確実に効果を発揮していることだ。

低速域では後輪が前輪と逆に操舵され、小回りする
低速域では後輪が前輪と逆に操舵され、小回りする

●後輪eAxleとの絶妙な協調制御でシームレスで滑らかな加速

 本文でも触れているように、RSの「デュアルブーストハイブリッド」は272ps/46.9kgmの2.4Lターボエンジンを軸に、6ATを介して82.9ps/29.8kgmのモーターを組み合わせた1モーター2クラッチシステムで前輪を駆動しながら、後輪を80.2ps/17.2kgmモーターで駆動する4WD。

 全開での発進加速を試してもほぼタイムラグを感じさせない小気味いいステップシフトが心地いい。

 一定速からの追い越し加速のような場面でも、モーターが強力にアシストするため、キックダウンのタイムラグを感じさせない滑らかなフィールが気持ちいい。ドライブ感覚としてはエンジン車なのだ。

2.4Lターボには6速ATが組み合わされる。後輪はモーター駆動
2.4Lターボには6速ATが組み合わされる。後輪はモーター駆動
【画像ギャラリー】「RSアドバンス」と「Gアドバンス」の主要諸元比較表も掲載! 新型クラウン「RS」をギャラリーでチェック!(27枚)画像ギャラリー

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