■ショートボディも手の出しにくい存在に……
装備面では、アンリミテッドの「ルビコン」同様に、充実した内容を誇っており、レザーシート、フロントシートヒーター、ナビゲーションシステム付きのインフォメーションシステム、サブウーハー付きアルパイン製プレミアムスピーカー、サイドビューカメラ、オフロードカメラ、オートエアコンなど充実。
もちろん、先進安全運転支援機能も搭載されており、前後のパークアシスト、リアバックカメラ、アダクティブクルーズコントロール(ACC)などを備わる。完全停止可能な衝突被害軽減ブレーキは含まれないが、ブレーキ制御機能付きの前面衝突警報が装備されている。
エントリーグレード「スポーツ」の設定で、長らくラングラーエントリーの役目を担ってきたショートボディだが、2021年で設定を終了。2022年7月の価格改定で4ドア「アンリミテッド」のみとなり、大幅に価格が引き上げられたのは、皆さんもご存じのとおり。
このため、今回の限定車も価格は「アンリミテッド」に迫る799万円のプライスを掲げている。2020年2月にも限定車として2ドアショートボディの「ルビコン」が導入されているが、その際の価格は589万円であった。
つまり、210万円も価格が上昇したことになる。世界の名立たる本格クロカンとしては、お手頃さが魅力だったラングラーだが、今や立派な高級車となってしまったのは、寂しい限りだ。
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