こだわり満載のインテリア
新型フォレスターのコクピットを見て、真っ先に目に入ったのは、新たに装備された中央の縦型11.6インチセンターディスプレイ&インフォティンメントシステムや12.3インチフル液晶メーター、そしてハニカム柄の助手席ダッシュボードパネル類。実際にこの目でみると、先代に比べ質感の高さを感じる。細部を見ると、硬い素材と柔らかい素材の断面の作り込みが凄いのだ。
そしてスバルらしいこだわりが2つあった。1つ目はフロントドアとリアドアのデザインが異なる点。普通、ほぼ同じデザインだが、スバルは後席に座る人のためにスイッチ回りのボード形状やドアポケットを後席専用のデザインとしたのだ。
さらにフロントシートの形状。フロントシートに座った人が振り返り、後席に座った人に話しかけやすいように車両中央側のショルダーをカットしたのだ。普通ここまでするか!?
ストロングハイブリッド搭載にあたり、気になったのはラゲッジスペースがどれだけ犠牲になっているかということ。ラゲッジルーム付近の床下に駆動用バッテリーを搭載しているのだが、フロアの高さはほぼ変わらず、クラストップクラスの積載性、開口寸法を実現し、ゴルフバッグ、スーツケースは4個搭載可能だという。そのほか、ユーテリティナットやキックセンサー方式のリアゲートを装備するなど使い勝手も向上している。
グレード別のインテリアの違いを見ていこう。SPORTのインテリアはウルトラスウェード/合成皮革シート(ブラック/グレー、ブラウンステッチ)、ブラウン加飾付き本革シフトレバーが装備され、12.3インチのフル液晶メーター、アイサイトXはSPORT EXに装備される。
プレミアムは12.3インチフル液晶メーター、撥水トリコットシート(グレー/プラチナ、ブルーステッチ入り)、ワイヤレス充電器、アイサイトX(S:HEV EX)が標準装備。
X-BREAKは12.3インチフル液晶メーター、撥水ポリウレタン/合成皮革シート(ブラック/グレー、グリーンステッチ入り)、撥水カーゴフロアボード(ラゲッジスムーザー機能付き)、アイサイトX(S:HEV EX)。
またフォレスター初の装備としてシートベンチレーション(プレミアムグレードにオプション)をはじめ、エンジン停止・冷態時でも空調作動・即暖性を向上させ、さらにエンジン駆動を減らし、低燃費 / 静粛性に寄与する電動コンプレッサーやPTC(電熱ヒーター)をS:HEVモデルに採用したほか、AC100V電源1500Wまで使用できるアクセサリーコンセント(プレミアムにオプション設定)、スマホで操作できるリモートエアコン、全車後席標準装備のシートヒーター、検知機能を拡大したドライバーモニタリングシステム、ETC2.0車載器全車標準装備、など装備類も充実。
【画像ギャラリー】史上最高の燃費とまったく新しいデザインが大ヒットの予感しかない新型フォレスター!!!(57枚)画像ギャラリーアイサイトXをはじめとする安全性も大幅に進化
新型フォレスターには他の最新モデル同様に、最新のアイサイトXが搭載される。広角単眼カメラおよび前側方レーダーを設定することで認識性能が大幅に向上している。
広角単眼カメラは、横断自転車や対歩行者(巻き込み)、前側方レーダーは出会いがしらの衝突回避など、衝突回避サポートシーンが拡大された。標識認識においても、広角単眼カメラで認識した標識をメーター上に表示しドライバーに道路情報を伝達することで安全な運転をサポートする。
わき見や居眠りを検知した場合、警報やパルスブレーキ(断続的なブレーキ)を行い、ドライバーに注意を促すとともに、ハザードランプの点滅やホーンの吹鳴により周囲にも注意を促すドライバー異常時対応システム、3D高精度地図ユニット(高精度マップおよびGPS)、ステアリングタッチセンサー、約70~120km/hで作動するアクティブレーンチェンジアシストを装備。
さらにカーブ前速度制御、渋滞時(0~50㎞/h)ハンズオフアシスト、渋滞停止時約10分以内で操作なしで再発進可能な渋滞時発進アシスト、料金所前速度制御など、高度運転支援システムがフォレスターにも装備されることになった。またサイクリスト保護対応エアバッグも全車標準装備となっているのもトピックス。
【画像ギャラリー】史上最高の燃費とまったく新しいデザインが大ヒットの予感しかない新型フォレスター!!!(57枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方パワートルク的にも燃費や静粛性などの変化でも、M-HVと違い、差額を認められるだけのちゃんとした上位互換となっているのが大きいですね。
ちょっと気掛かりだった無個性すぎかもしれない見た目も、紹介車両のようにOPで追加していれば、問題ないどころか特徴的にすらなってます。
上位グレード&全体的な外装OPで買うか、シンプルで買うけど後からホイール交換や社外パーツ・部分ラッピング等で個性出すかが主流かな。