初代登場から30年経過 レクサスの旗艦LSはライバルに対抗できているのか?

LSが目指すはEVでの自動運転!?

トヨタ&レクサスは現行LSをベースに独自の自動運転テクノロジーを盛り込んだ実験車両のTRI-P4により精力的にテスト中
トヨタ&レクサスは現行LSをベースに独自の自動運転テクノロジーを盛り込んだ実験車両のTRI-P4により精力的にテスト中

 同時にまた、先進安全技術においてレクサスは、現行LSで車線内に留めながら障害物をハンドル操作で自動回避するという、一歩先へ進めた衝突回避機能をすでに搭載している。

 それら先進技術を積み重ね、自動運転の実現へ積極的に駒を進めるべきだろう。

 現状、操作性や違和感の少なさにおいて、Sクラスの運転支援機能は他社を超える安心と実用性を備えている。

マイチェンした新型LSには、高速道路でのステアリング支援などを含めた新たな自動運転技術が盛り込まれている
マイチェンした新型LSには、高速道路でのステアリング支援などを含めた新たな自動運転技術が盛り込まれている

 そこはBMWやアウディでさえまだ至らぬ点だ。レクサスの開発陣は、新車が誕生したあとも一丸となって進歩の手を止めない働きをしている。現行LSも、年度ごとの試乗の機会に、熟成が進んでいるのを実感させられる。

 トヨタやアイシンは、4輪操舵を応用した安全や操縦安定性向上の技術を持っている。その運転感覚は、1980~1990年代のそれとはまったく異なり、違和感はまったくない。

 なおかつ運転を楽しめる。そうした蓄積をどんどんLSへ展開し、採用し、世界を驚かせてもらいたい。

 それだけの器を、現行LSは備えていると思う。この先は、現状の性能を進歩させることに止まらず、次への挑戦も課せられていくのだろう。

 2020年8月でGSが生産を終えることにより、最高級車の位置づけに加え、先端技術の旗艦としてLSが果たさなければならない責務は大きい。

 EVのLSで自動運転の実現。これが、目標ではないだろうか。まだ挑戦者であることを肝に銘じれば、頂を目指すことができるだろう。

レクサスLSには、パッシブセーフティ、アクティブセーフティの両面で、世界をリードする存在になってもらいたい
レクサスLSには、パッシブセーフティ、アクティブセーフティの両面で、世界をリードする存在になってもらいたい

【画像ギャラリー】さらに豪華に美しく変貌を遂げた!! レクサスのフラッグシップセダンのLSがマイナーチェンで一新!! 

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