自動車メーカー純正の急発進防止装置その1
■トヨタ/踏み間違い加速抑制システム(税込5万6100円)
■ダイハツ/つくつく防止(3万5200円)
■スバル/ペダル踏み間違い時加速抑制装置(税込5万6100円)&つくつく防止(税込み3万5200円)
■マツダ/ペダル踏み間違い加速抑制装置(税込み6万7100円)
自動車メーカー純正の急発進防止装置が持つ機能は各社ほぼ共通だ。
具体的には前後にソナー(超音波センサー)を追加することで周囲の障害物を検知し、障害物を検知した上でアクセルペダルが急激に踏み込まれた際には注意喚起とデータシステムの商品同様にスロットルを戻し急加速を防ぐ、後退時のスピードを抑制するというのが主なものとなる。
後着け可能な車種はトヨタが先代プリウスやアクア、現行プレミオ&アリオンなど12車種、ダイハツは先々代の2代目タント(2007~2013年)に初設定した後、合計8車種の軽自動車に拡大している。
スバルはペダル踏み間違い時加速抑制装置が先代インプレッサ、先代XV、つくつく防止がルクラ、先代ステラ、2代目プレオ、先代プレオプラスといったダイハツのOEMとなる軽自動車、マツダは先代デミオ、ベリーサにそれぞれ設定している。
自動車メーカー純正の急発進防止装置その2
■トヨタ/踏み間違い加速抑制システムII(税込3万8500円)
これは前述の踏み間違い加速抑制システムに約30㎞/h以下のスピード域で速く強くアクセルを踏んだ時の加速を抑制する機能(加速を抑制している状態からアクセルペダルを5秒以上深く踏み続ける、アクセルペダルを早く強く踏み直した際には緩やかに加速する)を追加したものだ。
これは機能が充実しながら価格は大幅に値下げされている点も素晴らしい。
後着け可能な車種は、現在2020年6月までに生産されたインテリジェントクリアランスソナー非装着の現行プリウスのみだが、2020年11月にSAI、2021年1月に先々代クラウンと最後のマークX用が加わる予定だ。
ボルボのソフトウェアによる先進安全、運転支援機能の追加
現代のクルマはパソコンのようにソフトウェアを多数使っており、それは安全装備も同様だ。
安全装備にはカメラやセンサー、横滑り防止装置といった基板となるハードウェアが装備されており、かつ合法的ならソフトウェアで機能を追加できるというものもある。
その一例が(1)ボルボXC90の2016年式と2017年式&S90、V90、V90クロスカントリーの2017年式、(2)XC90の2016年から2018年式& S90、V90、V90クロスカントリーの2017年式と2018年式だ。
(1):具体的に加わる機能
■路外から逸脱しそうなステアリング操作が行われた際に、ステアリング操作とブレーキ制御で元の車線に戻そうとするランオフロード・ミディケーション
■斜め後方を監視するBLISの作動中に進路変更や自車線からの逸脱により隣接車線の走行車と衝突する可能性のある際にステアリングを修正し、危険回避をアシストするステアリングアシスト付BLIS
■ドライバーが意図せず対向車線に進入し、衝突の危険が高い場合にステアリング操作を補って衝突回避をアシストするオンカミング・レーン・ミディケーション
(2):具体的に加わる機能
■対向車線から自車線に進入してきた対向車の接近を検知し、衝突を回避できない場合には緊急ブレーキを作動させ、被害を軽減するシティセーフティ対向車対応機能
価格はそれぞれ工賃別、消費税込で9288円と、加わる内容と効果を考えれば非常にリーズナブルだ。
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