世界に選ばれた精鋭 日本メーカーなくして存在しない海外のクルマ10選

メルセデスベンツXクラス

販売期間:2018~2020年(供給車:日産ナバラ)

メルセデスベンツ史上初のピックアップトラックとして誕生したXクラス。外板はほぼオリジナルとするなど、ナバラとは一線を画している
メルセデスベンツ史上初のピックアップトラックとして誕生したXクラス。外板はほぼオリジナルとするなど、ナバラとは一線を画している
日産の人気ピックアップトラックのNP300ナバラ。日本では販売されたことはないが、導入を望む声も根強く存在している
日産の人気ピックアップトラックのNP300ナバラ。日本では販売されたことはないが、導入を望む声も根強く存在している
NP300ナバラのルノー版がアラスカンで2016年にデビュー。フロントマスクなどルノーオリジナルのモノが与えられたスキンチェンジ版だ
NP300ナバラのルノー版がアラスカンで2016年にデビュー。フロントマスクなどルノーオリジナルのモノが与えられたスキンチェンジ版だ

 メルセデスベンツ史上初のピックアップトラックがXクラスだ。ルノー日産アライアンスと共同開発したモデルで、日産の人気ピックアップトラックのNP300ナバラとフレーム、主要コンポーネントを共用する。

 日産版がNP300ナバラ、ルノー版がアラスカン、メルセデス版がXクラスとなるのだが、ナバラとアラスカンが顔違い程度なのに対してXクラスはキャブ幅の拡幅をはじめ、外板の共用パーツは少ない。

 ひと目でメルセデスベンツのクルマとわかる威厳のあるフロントマスクはユーザーからも好評だったという。日本での販売の要望も高かったが、結局導入されず。

 販売は2018年からで好評だったものの、2020年5月で生産中止とわずか2年弱の短命モデルとなってしまった。

メルセデスのピックアップとして人気となったXクラスだが、2020年5月で生産中止となった。わずか2年弱という短命モデル
メルセデスのピックアップとして人気となったXクラスだが、2020年5月で生産中止となった。わずか2年弱という短命モデル

フィアットセディチ

2005~2014年(日本未発売)(供給車:スズキSX4)

スズキとの共同開発によって生まれたセディチだが、プラットフォーム、設計、生産はスズキが担当するというスズキ色はかなり強い
スズキとの共同開発によって生まれたセディチだが、プラットフォーム、設計、生産はスズキが担当するというスズキ色はかなり強い
ジウジアーロ率いるイタルデザインが手掛けたということで話題になったSX4。スズキのWRCマシンに大抜擢された
ジウジアーロ率いるイタルデザインが手掛けたということで話題になったSX4。スズキのWRCマシンに大抜擢された

 スズキのコンパクトクロスオーバーのSX4のOEM車がフィアットセディチだ。セディチの車名の由来はイタリア語の16を意味していて、これは4×4=16にちなんでいる。

 このセディチはスズキとフィアットが共同で開発したモデルで、正確にはOEMというよりもメーカー違いの兄弟車となるが、プラットフォームはスズキスイフトと同じもので、スズキの工場で生産されたスズキ色が強い。

 スズキはWRCにワークス参戦するにあたり、SX4 WRCを登場させたのに対し、セディチはモータースポーツには使われなかったが、イタリアのベストセラーSUVとして販売面で大きく貢献した。

 エクステリアデザインはイタルデザインが担当したことも話題になった。

 SX4はSX4 Sクロスとなり、セディチは500Xが後継モデルとなっている。

セディチの実質後継モデルである500Xは2015年から日本で販売開始。ジープレネゲードと多くのコンポーネントを共用している
セディチの実質後継モデルである500Xは2015年から日本で販売開始。ジープレネゲードと多くのコンポーネントを共用している

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