メルセデスベンツXクラス
販売期間:2018~2020年(供給車:日産ナバラ)
メルセデスベンツ史上初のピックアップトラックがXクラスだ。ルノー日産アライアンスと共同開発したモデルで、日産の人気ピックアップトラックのNP300ナバラとフレーム、主要コンポーネントを共用する。
日産版がNP300ナバラ、ルノー版がアラスカン、メルセデス版がXクラスとなるのだが、ナバラとアラスカンが顔違い程度なのに対してXクラスはキャブ幅の拡幅をはじめ、外板の共用パーツは少ない。
ひと目でメルセデスベンツのクルマとわかる威厳のあるフロントマスクはユーザーからも好評だったという。日本での販売の要望も高かったが、結局導入されず。
販売は2018年からで好評だったものの、2020年5月で生産中止とわずか2年弱の短命モデルとなってしまった。
フィアットセディチ
2005~2014年(日本未発売)(供給車:スズキSX4)
スズキのコンパクトクロスオーバーのSX4のOEM車がフィアットセディチだ。セディチの車名の由来はイタリア語の16を意味していて、これは4×4=16にちなんでいる。
このセディチはスズキとフィアットが共同で開発したモデルで、正確にはOEMというよりもメーカー違いの兄弟車となるが、プラットフォームはスズキスイフトと同じもので、スズキの工場で生産されたスズキ色が強い。
スズキはWRCにワークス参戦するにあたり、SX4 WRCを登場させたのに対し、セディチはモータースポーツには使われなかったが、イタリアのベストセラーSUVとして販売面で大きく貢献した。
エクステリアデザインはイタルデザインが担当したことも話題になった。
SX4はSX4 Sクロスとなり、セディチは500Xが後継モデルとなっている。
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