同じクルマでも印象はガラリと変わる!! 複数の顔を持つ現行日本車5選


トヨタパッソ(2タイプ)

 パッソはトヨタのベーシックコンパクトで堅調な販売をマークしている。ダイハツブーンのOEM車をトヨタはパッソとして3世代にわたり販売している。

 パッソは先代モデル(2010~2016年)で、ベーシックなモデルに加え、上質感を追求した+Hana(プラスハナ)という2タイプのモデルを設定し、それぞれに違うフロントマスクを与えた。

左がモーダ、右がX。旧型パッソも2タイプの顔が用意されていたが、現行モデルは非常に大きな差別化がされている。質感はモーダが圧倒的に高い

 現行パッソもそのコンセプトを踏襲し、ベーシックなXに対して上級モデルとしてMODA(モーダ)の2タイプを販売中だ。

 モーダは+Hanaの後継的モデルになるが、+Hanaよりもベーシックモデルに対してエクステリアデザインは明確に差別化されている。

 モーダは開口部の大きなサテンメッキのフロントグリルが特徴的で、グリルだけでなくヘッドランプのデザインまで変更されるなどかなり手が込んでいる。ちなみに、インテリアもアクセントカラーなどによりモーダは上質に仕上げられている。

 グレード違いだが、まったく別のクルマの印象となっていて、人気は高級感のあるモーダとなっている。

モーダはシートやダッシュボード、エアコン吹き出し口などにアクセントカラーがあしらわれている。X系よりも人気が高い理由でもある

スズキワゴンR(3タイプ)

初代ワゴンRを彷彿とさせる縦長角型のヘッドランプをを採用するのはFAとFX。けっこう個性的な表情をしている
最上級グレードのFZは上下2分割されたヘッドランプを採用。ボディ外板が顔に回り込むなどデザインに凝っている

 軽自動車が標準とエアロタイプをラインナップするのはダイハツムーヴが先鞭をつけて以来、当たり前になっている。

 そんななか、3タイプの別顔をラインナップするのがワゴンRだ。

 ワゴンR伝統の縦長角型のヘッドランプを採用したFA&FX、かつてのアメ車を彷彿とさせる上下分割タイプのヘッドランプを採用したFZ、そして若い世代や男性をターゲットにしたバッファローの角を思わせるデザインのヘッドランプを採用したスティングレーとどれも個性的でオリジナリティがある。

 スティングレーは別モデルと考えても、同じハイブリッドのモデルに2タイプのフロントマスクを与えるというのは大変意欲的。グレード的にFA、FX、FZの順に高くなるので、FZにスペシャルなフロントマスクを与えたと考えるのが妥当だろう。

 そんな意欲作にもかかわらず、スーパーハイトワゴン旋風によって苦戦を強いられているのが少々残念である。

若者や男性ユーザーをターゲットにしたスティングレーはバッファローの角のようなデザインの縦長のヘッドランプでスポーティ感を演出

ダイハツコペン(4タイプ)

 ダイハツコペンはまずローブがデビューし、その後エクスプレイ、セロと続き、そして2019年にGRスポーツが加わったことで合計4つのフロントマスクが存在する。

 こんな芸当ができるのは、ダイハツが独自に開発した骨格構造のDフレームに脱着構造のDフォーメーションの組み合わせがあるからこそ。

GRスポーツが追加されたことで合計4つの顔をラインナップするコペン。左からセロ、ローブ、GRスポーツ、エクスプレイとなる

 各社の特徴はローブを標準タイプとすると、エクスプレイはそれにブラックアウトされたパーツを組み合わせることで遊び心を演出している。

 セロは初代コペンをモチーフとした丸目ヘッドランプ(リアコンビも丸灯)を採用した少しレトロチックなムードを醸し出している。

 そして最新のGRは大きな開口部のフロントグリルにより迫力が与えられている。

 4つのタイプの顔では、ヘッドランプが唯一違うセロにスペシャル感はあるが、セロとローブでは着せ替えも可能になっている。

DフレームとDフォーメーションを組み合わせることでセロとローブは着せ替えが可能になっているのもコペンの特徴だ

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