クルマ界「デジタル庁」設立!! イマイチよくわからないデジタル装備を解説します


 菅義偉首相の目玉政策のひとつ「デジタル庁の設立」。コロナ禍でデジタル化の進みの悪さが浮き彫りになり、これじゃアカンと設立する見通しだ。

 クルマ界にも、数年前からデジタル化の波は押し寄せ、今やクルマは乗る・走るだけのものではない。「なんか凄そうだけど何が凄いの?何ができるの?」。ということで、クルマのデジタル装備を解説します。

文/大音安弘
※ベストカー2020年10月26日号より転載


情報・サービス 車外とつながるコネクテッドカー

例えば、トヨタのコネクテッドカーでは、ドライバーの体調を検知し、最悪の場合はクルマを停車させることも

 最近のクルマ界の出来事のなかで、クルマのデジタル新時代の到来を強く感じさせたのは、トヨタが推進を表明したコネクテッドカーだろう。

 すでにカローラやヤリスなどには搭載ずみだ。コネクテッド(つながった)カーとは車載通信機を搭載し、常時、通信が可能な車両のことをいう。

 で、なにができるのか?機能としては、インターネット検索や地図更新などが可能なナビゲーション、配信ニュースやお天気情報を表示するインフォメーション機能、車内Wi‐Fiなどがその代表的な要素といえる。

 また近年、欧州などで義務化され、日本でも搭載車が増えつつある自動緊急通報システムもコネクテッドカーの機能のひとつ。

 今後、メンテナンスサービスや運転支援技術など、さまざまな活用が期待されている。またCarPlayなどのスマートフォンと車載機の連携機能も、身近なコネクテッド機能だ。

愛車との対話もウリのベンツAクラス

 最近、注目のデジタル機能といえば対話型インフォテイメントシステム。それ、何?と思う方もいるだろうが、代表例が「ハイ!メルセデス」で起動するベンツの「MBUX」だ。これまでも音声操作可能な車載機能はあったが、定型句や地名など認識できる言葉が限定されていた。

 ところが、対話式の音声認識では、「目的地の天気は?」「駐車場を探して?」「ちょっと寒い」などと語りかけるだけで、最適な回答や操作を行ってくれる。

 これは物凄いデジタル技術の進化! 未完成な部分もあるが、クラウドサーバーによるサポートや学習機能、AIの活用などで、日々進化を遂げている。

「止める&戻る」も自動で デジタル技術を体感

 安全性向上のために、国産車でも標準化が進むADAS(先進運転支援システム)にも、今や夢のような自動運転アシストが登場している。

 最も注目すべきは、自動駐車支援だろう。日産リーフの「プロパイロットパーキング」は、ボタン操作ひとつで駐車を完了。駐車が苦手な人には救いの神。すべての駐車に対応できるわけではないが、こちらも各社の進化が目覚ましい機能である。

 また道路で活用できるのが、BMWの「リバースアシスト」。現行1シリーズのCMでも有名だが、単距離ならば、直近の走行軌跡を辿り、自動で後退してくれるという驚きのデジタルシステムだ。

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