ベストカーClubはベストカーの読者で構成される有料会員制クラブで、これまでにエコカーカップの参戦、ニューモデル試乗会、オフ会など、独自のイベントを展開している。
残念ながらコロナ禍のイベント規制などにより、2020~2021年はイベント自粛状態にあるが、ベストカーClubの目玉企画のひとつに、ベストカーWebおよびベストカーClubが設置した独自のカー・オブ・ザ・イヤー『ベストカー・オブ・ザ・イヤー』(以下BC-COTY)の選考というものがある。
現在ベストカーClub員は約30名で構成されているが、その精鋭たちがそれぞれの思いを込めて投票。
本家日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)の2021-2021イヤーカーにはスバルレヴォーグが輝いた。
それに対し、独自評価で選ぶベストカーClubが選んだ2020-2021イヤーカーは、多くのClub員の支持を得たトヨタGRヤリスが受賞!!
文/ベストカーWeb編集部、写真/平野学、奥隅圭之、池之平昌信、ベストカー編集部、ALPINA
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ノミネート車は本家+独自ルール
2020-2021年のノミネート車は『2019年11月1日~2020年10月31日までに日本で発表された新型車』というレギュレーションは本家に準じている。
違うのは、正式発表は2020年11月3日ながら、事前にデザイン等が公開されていたため、ビッグマイチェンを敢行したホンダオデッセイを入れているのは独自ルール。
また、本家COTYでは、トヨタヤリス/ヤリスクロス/GRヤリスがセットでエントリーしていたが、BC-COTYでは、それぞれが違う魅力を持った別グルマという認識から、3車種を別々にエントリーさせている。
本家COTY+独自ルールにより、2020-2021BC-COTYのノミネート車は、日本車が19台、輸入車が20台の合計39台となった。
10ベストカーの選出
第一次選考として39台のノミネート車の中から10ベストカーを決める。選考方法は、本家COTYのレギュレーションと同じく、選考者が2020年を代表するクルマにふさわしいと思う10台をセレクト。
多くの人から選ばれたクルマを上から順に10ベストカーが決まることになる。そしてこの10ベストカーがイヤーカーの座をかけて、最終選考に臨むことになる。
2020BC-COTYの10ベストカーは以下のとおり。ちなみに掲載順は得票とは無関係だ。
【2020-2021BC-COTY 10ベストカー】
■トヨタヤリス
■トヨタGRヤリス
■トヨタハリアー
■トヨタRAV4 PHV
■日産キックス
■ホンダフィット
■ホンダホンダe
■スバルレヴォーグ
■BMW2シリーズグランドツアラー
■BMWアルピナB3
■プジョー208/e-208
あれ11台ある、と思った人、正解。実は10台選出に際し、10番目と11番目のクルマの得票数が同じとなってしまったため、今回は11台が最終選考に進むことになった。
本家COTYは、基本的には同じメーカーから複数のクルマが選ばれることはない。しかし、BC-COTYの場合は、そのあたりの忖度はいっさいない。
2019年11月1日から2020年10月31日までに多くの新型車が登場したなか、コロナ禍という経験したことのない状況下で、トヨタ車が11台中4台を占めた。これはトヨタ車の強さが際立っていたことの何よりの証と言えるだろう。