■カローラアクシオ&フィールダーは需要がある?
このほか従来型を継続生産するカローラアクシオとフィールダーも気になる。
2020年の国内におけるカローラシリーズの販売内訳を見ると、カローラツーリング:48%、カローラセダン:14%、カローラスポーツ:14%、継続生産のカローラフィールダー:14%、同じくカローラアクシオ:10%になる。つまり継続生産型がカローラシリーズ全体の24%を占めた。
販売店によると「法人のお客様と、一部個人のお客様は、5ナンバーサイズを重視する。特にカローラフィールダーは、法人がバンとして使うことも多い。プロボックスに比べて後席が広いので、4人で乗る時に重宝されている」という。
それでもカローラアクシオ&フィールダーは設計が古く、衝突安全性や衝突被害軽減ブレーキの性能は、3ナンバーサイズのカローラツーリング/セダン/スポーツに見劣りする。今後はヤリスをベースにした5ナンバーセダンに置き換えて欲しいが、なかなかそうもいかない。
3ナンバーサイズの現行カローラセダン&ツーリングが登場した時、開発者は「カローラアクシオ&フィールダーを併売する期間は、今後おそらく1年程度だろう」と述べたが、すでに1年半を経過した。
車種の廃止は仕方ないが、ユーザーが困らないように、乗り替えられる新型車を用意して欲しい。単純な廃止は不便を招く。
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